知らなきゃ損! 神社やお寺でしか食べられない、絶品「お詣りスイーツ」

食・料理

2018/7/26

『神社とお寺 おいしいお詣りスイーツ』(大浦春堂/講談社)

 長期連休をとりやすいこれからの時期は、旅行で日々の疲れをリフレッシュさせたくなる。そんなときは、海外やSNS映えするスポットへ繰り出したくなる方も多いかもしれないが、今年は『神社とお寺 おいしいお詣りスイーツ』(大浦春堂/講談社)を参考にし、社寺を巡って、極上スイーツを味わう旅をしてみてはいかがだろうか。

 神社やお寺と聞くと少し堅苦しい印象を受ける方もいるかもしれないが、こうした場所にはそこでしか食べられない絶品スイーツが数多くある。本書には老舗のお饅頭やお団子のような伝統和菓子や、おしゃれでお取り寄せ不可なケーキやスムージー、かき氷。本書にはそんな極上スイーツが味わえるスポットが掲載されている。

■花の寺「長谷寺」と共に訪れたい絶景カフェ

 神奈川県鎌倉市にある長谷寺は、四季を通してアジサイや牡丹といった美しい花々が咲き誇る花の寺としても有名だ。天平8(736)年に開創された長谷寺には高さ9.18mにもなる日本最大級の木彫り仏像・十一面観音菩薩立像があり、境内では源頼朝が厄除け祈願のために建築した阿弥陀堂や鎌倉・江の島七福神の大黒天を祀る大黒堂もある。

 そんな見どころ満載な古寺へ訪れたときに足を運んでみてほしいのが、由比ヶ浜を一望できる絶景カフェ「海光庵」だ。

長谷寺
海光庵

 こちらは、長谷寺の見晴台の隣にあるお食事処。窓際の席では、三浦半島や由比ヶ浜を眺めて、料理を楽しめる。中でも精進料理の製法で作られた「お寺のカレー」は大人気メニューのひとつだ。肉や魚を使わず、煎り大豆の出汁と10種類以上のスパイスで作られたカレーはあまりに人気なため、なんとお土産用も作られたほどなのだそう。

 また、お店では女子の心をくすぐる「だんごぜんざい」や「大吉だんご」「てらどら焼き」といった甘味も味わえる。パンケーキ風の「てらどら焼き」は、生地を一枚一枚丁寧に手焼きしており、添えられたバニラアイスやストロベリーソースとの相性もばっちりだ。

てらどら焼き

 絶景と絶品メニューが楽しめる「海光庵」は、癒しの一時を提供してくれる。日々の生活で疲れた心はお詣りと絶品スイーツでデトックスさせられそうだ。

■祭礼限定の絶品スイーツを狙おう!

 絶品スイーツに期待しながら神社やお寺へ向かうときは、事前に祭礼情報をチェックしてみよう。社寺で行われる年に一度の祭礼や祭事の際は、この期間にだけ食べられる限定お菓子があるからだ。

 例えば、京都府京都市にある「東寺(教王護国寺)」では真言宗の開祖である弘法大師(空海)の月命日にだけ販売される、どら焼きがある。



 どら焼きは平らなイメージが強いが、こちらではその昔、「修行僧が食べられる副食用の菓子を作ってほしい」という東寺の依頼を受け、お寺でも作れるよう、銅鑼を使って焼ける筒型のどら焼きを考案した。こうして生み出されたどら焼きは現在、月命日である21日だけでなく、前後を含めた20~22日の3日間限定で購入できるようになっている。気になった方はぜひタイミングを合わせて、一風変わったどら焼きに舌鼓を打ってみてほしい。

 本記事でご紹介した「神社カフェや寺カフェ」「祭礼限定のお菓子」の他にも「神様のお下がりスイーツ」や「参道・門前スイーツ」も多数紹介されている。脱マンネリな旅がしたい方はぜひこれを参考にし、日本の歴史に触れながら甘いスイーツで癒されてみてほしい。

文=古川諭香