3ステップ以内、10分で作れる! フォロワー18万人の大人気料理研究家が教える“バズレシピ”

食・料理

公開日:2018/8/8

『麺・丼・おかずの爆速バズレシピ101』(リュウジ/扶桑社)

 今年2月に出版された、Twitterで人気の料理研究家・リュウジさん(@ore825)のレシピ本『お手軽食材で失敗知らず! やみつきバズレシピ』(リュウジ/扶桑社)に、早くも第2弾『麺・丼・おかずの爆速バズレシピ101』(リュウジ/扶桑社)が登場した。本書には、麺や丼ものを中心に、3ステップ以内、10分台で作れるレシピが集められている。「疲れた日」「手間をかけたくない日」にぴったりの、よりレベルアップした一冊だ。

 今回はいったい、どんなレシピを教えてくれるのか。早速、気になるものをいくつか作ってみようと思う。

■「油そば」(P.8~P.9)

 1つめは、16.6万いいねを獲得している驚異のレシピ「油そば」。醤油、焼き肉のタレ、ごま油、酢、うま味調味料を混ぜたもので茹でた中華麺を和え、卵黄と万能ねぎをのせれば完成! 好みのトッピングを増やすのもあり!と書かれていたので、今回は市販のメンマとチャーシュー、なるとをのせてみた。

advertisement

 油そばというと、もう少しいろいろな調味料を使うイメージだが、これなら家にある材料だけで簡単に作ることができる。焼き肉のタレがポイントになっているので馴染みの油そばとは若干味が異なる気がするが、これはこれで“新しい油そば”として定番にしたい美味しさだ。

■「冷製カルボナーラ」(P.29)

 2つめは、インスタントスープの素で作る「冷製カルボナーラ」。炒めたベーコン、冷たい牛乳で作るタイプのインスタントポタージュ、牛乳、塩、卵黄、オリーブオイル、にんにくを混ぜ、そこに茹でて冷水にさらしたパスタを入れて混ぜる。あとは器に盛って、粉チーズと黒こしょうをかければ完成。

 インスタントポタージュを使うことで、簡単に冷たくなめらかなカルボナーラに仕上げることができた。まったりとした濃厚さはありつつも、しつこくなく、暑い日にもぴったりの一品。ポタージュの種類を変えてみるのも面白そうだ。

■「トロナス丼」(P.92)

 最後は、甘辛いタレがご飯に合う「トロナス丼」。縦に切ったナスに塩をふり片栗粉をまぶして、油とバターを引いたフライパンで両面焼く。めんつゆ、水、砂糖を加えて少し煮詰め、ごはんの上にのせて青じそとごまをトッピングすれば完成!

 片栗粉をまぶしたナスは、タレを吸ってジュワットロッと口の中でとろける。残ったタレをかければ、ご飯にもナスの旨みが溶け出たタレがしっかり絡み、どこを食べても美味しい絶品丼に。シソの爽やかなアクセントもまたいい。ナスの旨みの強さを再認識する一品だ。

 どのレシピも簡単だが、決して味が雑なわけではなく、簡単にしっかり美味しいものを作るためのコツが詰め込まれている。市販のものをうまく取り入れてアレンジすることで、力を借りながらもレシピとして完成させている。

 この『麺・丼・おかずの爆速バズレシピ101』には、ほかにもまだまだ美味しそうなレシピがたくさん掲載されている。Twitterで気になった“あのレシピ”を、見落としていた絶品お手軽レシピを、いつでも本で確認できるのは、非常にありがたい。これから、忙しい日もより充実した食生活が送れそうだ。

調理・文=つきのんキッチン