小説だけが持つ圧倒的な読書体験をもたらす、480ページの大作『名もなき王国』――ラストで読者が目にするものとは?

文芸・カルチャー

2018/8/4

『名もなき王国』(倉数 茂/ポプラ社)  言葉でしか綴れない物語、というものがある。  そして、小説という表現でしか顕現できない世界も。  この『名もなき王国』(倉数 茂/ポプラ社)は、まさにそんな作品だ。  本作を担当した編集者は、現在Web上で公開されている書簡の中でこう語っている。 一度読んだだけではすべてが理... 続きを読む