マンネリしがちな「丼・麺」料理が変わる! 予約がとれない日本料理店の店主が教える、簡単なのに一味違う絶品レシピ

食・料理

2018/9/21



 ささっと食べたい時、洗い物を増やしたくない時、一皿で主食とおかずが完結する「丼」や「麺」メニューは重宝する。しかし、意外に似たようなものを繰り返し作ってしまい、たまに「簡単に済ませたいけど食べる感動がほしい…」と感じたりもする。

 そんな時にぜひ参考にしてほしいのが、『いつものアレで絶品丼』『いつものアレで絶品麺』(ともに、笠原将弘/主婦の友社)。本書は、ささっと作れるのに一味違う、タイトル通りの絶品丼&麺が簡単に作れるというレシピ本。著者の笠原将弘さんは、人気の日本料理店「賛否両論」の店主。そんな笠原さんが作る丼、麺と言われると、とても気になる……。そこで、実際に作って試してみた。

■「親子どん」(P.10~P.11)

 1つめは、「絶品丼」から「親子どん」。鶏もも肉の表面をこんがり焼き、食べやすいサイズに切る。ねぎ、三つ葉も切っておく。小鍋にだし、みりん、醤油、ねぎ、焼いた鶏肉を入れて煮立たせ、卵と三つ葉を加える。蓋をして10秒ほどしたらご飯とともに丼ぶりに盛って完成。

 事前に鶏肉を焼くことで余分な脂も落ちて香ばしくなり、いつもの親子どんとはまた違った味わい。とろっとした半熟の卵とだしがご飯に絡み、お店で食べるようなクオリティに仕上げることができた。

■「シャキシャキみょうが豚しゃぶうどん」(P.23)

 2つめは、「絶品麺」から「シャキシャキみょうが豚しゃぶうどん」。みょうがは刻んで水に漬けておく。しゃぶしゃぶ用豚肉は茹でる。あとは茹でて冷水で洗ったうどんにめんつゆとだしを合わせたものをかけ、豚肉、みょうがを盛り付けてごま油を回しかければ完成。

 みょうがのシャキシャキ感と爽やかさでさっぱりとしていて、薬味大好きな筆者としてはぜひともリピートしたい味。ごま油の香りが口の中にふわっと広がるのも嬉しい。

■「麻婆なすそうめん」(P.24~P.43)

 最後は、こちらも「絶品麺」から「麻婆なすそうめん」。油を引いたフライパンで刻んだ玉ねぎ、しょうが、鶏ひき肉を炒め、香りが立ったらなすを加えてさらに炒める。なすがしんなりしたら豆板醤を加えて混ぜ、鶏がらスープの素、みそ、醤油、みりん、砂糖を混ぜたものを加えて少し煮る。最後に水溶き片栗粉でとろみをつける。あとは茹でて冷水で洗った素麺にごま油を絡め、麻婆なす、万能ねぎをのせて完成。

 鶏ひき肉で作った麻婆なすは、見た目よりあっさりとしていて、冷たい素麺に合わせても美味しく食べられる。素麺に絡めたごま油が麻婆なすとのつなぎの役割を果たしているので、相性も抜群だ。

 掲載されている料理はどれも簡単で、一見よくありそうなものが多いが、そこにはプロのワザや工夫がたくさん詰まっている。また、ボリュームもあるのでこれ一つでお腹いっぱいになれるのも魅力。さすがは人気料理店の店主だ。

 凝ったものを作るのは面倒だけど満足できるものが食べたい、という時に、「絶品丼」「絶品麺」は必ず役に立ってくれるはず。本書には、作ってみたいメニューがまだまだある。明日は何を食べようかな?

調理・文=つきのんキッチン