セックスレスは、自分とのセックスレス!?――月収10万から年商3億円になったシングルマザーの「人づき合いの魔法」【5】

暮らし

公開日:2018/10/8

『お金の神様に可愛がられる 「人づき合い」の魔法』(藤本さきこ/KADOKAWA)

「セックスレスは、自分とのセックスレス」
「『私には穴が開いている』と認める」
 この謎めいた言葉に世間がザワついています。
 もとは『お金の神様に可愛がられる「人づき合い」の魔法』(藤本さきこ/KADOKAWA)。“女性性開花”を提唱する人気講演家の新刊です。
 相手にも、親しい友達にも相談しづらいセックスレスの悩み。セミナー中に「誰にも言えず…」と、打ち明けられることもあるそうです。

では、セックスに求めるのは、何ですか?
愛??

もしもセックスレスの問題があるとしたら、ここを明らめてみるとセックスに対してどう思っているのかがわかってきます。

「明らめる」というのは、藤本さきこさん独特のメソッドで「ありのままの今の自分を明らかに見る」こと。
“幻”(=思い込みや妄想)を取り除いて、“事実”(=現実、本当の気持ち)に向き合うことです。

セックスレスの問題は相手が人であるだけに、仕事やお金より自分をごまかしやすいものです。断られたら悲しい、みじめ。だから自分の気持ちに蓋をする。

 自分をごまかす。気持ちに蓋をする。これがつまり、“自分とのセックスレス”。
 自分の心に触れていない。本当の願いを感じていない。もしかして、感じているフリをしている?

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セックスと愛され度をくっつけている。だからセックスして安心したい。あるいは、そう思っている自分を見たくなくて、それそのものを否定する。
本当にセックスしたいわけじゃなくて、満たされない、自信がない。
そんな心の「穴」を埋めたいのです。(中略)
自分で意識していなくても、それが相手に伝わっているのかもしれません。そんな穴埋めにつき合わされたくないと感じているのかも。だからセックスを面倒がるのかも。

 セックスをしたい、あなたと。セックスをしたくない、あなたとは。セックスしたい、と思われたい。愛されたい。愛されている、と思われたい。求めたら負け。はしたない。セックス=愛され度、女の価値、魅力…。
「セックスをしたいのか、したくないのか」シンプルな問いのはずなのに、そこにいろいろくっつけて、本音がわからなくなっている。それを相手も敏感に感じて冷めてしまう…。

もう、認めてしまいましょう。
女は「穴」を持つ性であり、虚空の感覚を抱いている。
その穴は底なしで、限界がありません。(中略)
求めたい気持ち、欲しい気持ち、わかち合いたい気持ち、誰かと調和したい気持ちが、通路をつたって無限に溢れてくる。だから無限に求めたくなる。

 自分は女である。虚空を持つ性である。調和したい。その気持ちをとことん受け入れよう、というのです。

私たち女が持つ穴(凹)は凸とセットです。
セックスは凹のへこみを「埋める」でも「埋めてもらう」でもなく、凹と凸が単に「合わさる」。調和です。
セックスを求めることは「あなたと調和したい」という愛の表明です。

「好きだからあなたとしたい。調和したい」。その願いを“明らめる”ことができたら、相手にも伝わるはずだと、藤本さきこさんは書いています。
 彼女が肌身離さず持っている自分との対話ノートには、こんな風に記されています。

「自分自身にするようにしか、人にも出来ない。」
 セックスレスを解消したければ、まず自分自身を愛撫しよう。

文=深谷恵美

【プロフィール】
藤本さきこ(ふじもと さきこ)

株式会社ラデスペリテ 代表取締役
1981年生まれ、青森県出身。累計3万人以上を動員した「宇宙レベルで人生の設定変更セミナー」を主宰する人気講演家。4人の子を持つシングルマザーでありながら、実業家としても活躍、1日10万アクセスを誇るパワーブロガー(アメーバオフィシャルブロガー)としても知られる。
友人と共同創業した「petite la’deux(プティラドゥ)」は実店舗からネットショップへ事業形態を変更。布ナプキンや化粧品、香油、ハンドメイド雑貨の販売でいまや年商3億円を超える規模に拡大。自らの人生を「明らめた(明らかに見た)」結果、宇宙の叡智に触れる経験をして以来、「女性性」を大切にすることをテーマに人生の在り方を追求。「設定変更」と称し、書き続けたノートによって人生が劇的に好転し、それをつづった『お金の神様に可愛がられる「3行ノート」の魔法』が大ヒット。処女作『お金の神様に可愛がられる方法』は発売前重版がかかるべストセラーに。最新刊『お金の神様に可愛がられる「人づき合い」の魔法』『お金の神様に可愛がられる手帳2019』がある。