2つのポイントで汗トラブルにさよなら! 我が子の肌の一生を決めるスキンケア法

出産・子育て

2018/10/3

『子どもの肌の一生を決める 0歳からのスキンケア』(友利 新/イースト・プレス)

 子どもの肌は何もしなくてもスベスベでモチモチなものだと思っている親御さんは多いかもしれない。しかし実際は、赤ちゃんや子どもの肌は大人よりも薄くてトラブルを起こしやすい。皮膚のバリア機能が未熟な赤ちゃん肌は水分保持力も低く、生後3カ月以降は皮脂量が減り、乾燥が顕著になってくるので、子どもにもスキンケアを行っていく必要があるのだ。『子どもの肌の一生を決める 0歳からのスキンケア』(友利 新/イースト・プレス)には、そんな敏感な赤ちゃん肌にしてあげたい、肌トラブル予防になるスキンケア法が詳しく記されている。

■赤ちゃん肌は「洗う」「潤す」の2ステップでケア

 我が子の肌をケアしようと思うと、大人と同じ方法を取り入れたくなる方もいるかもしれない。しかし、赤ちゃん肌は大人よりも非常にデリケートであるため、大人の基準でスキンケアを行ってしまうと、トラブルが引き起こされやすくなる。

 皮下組織を除く大人の皮膚の厚さは平均で2mmであるが、赤ちゃんはその半分から3分の1程度の薄さであり、生後3カ月を過ぎると皮脂分泌が一気に減り、頬やお腹、手足などが乾燥し始める。さらに、赤ちゃんの皮膚の総面積は小さいが、大人と同じ数の汗腺があり、体温が高く、新陳代謝も活発であるため、汗により肌トラブルが引き起こされてしまうことも少なくない。

 そのため友利氏は、生後1週間以内にスキンケアを開始し、清潔な肌を維持していってほしいと指摘している。赤ちゃん肌のスキンケアを行うときは「洗う」「潤す」という2ステップを重要視することもポイントだ。

 親御さんの中にはガーゼで赤ちゃんの肌を拭いてスキンケアを済ませる方もいるかもしれないが、ベビー用の石けんやボディーソープをしっかりと泡立てながらおでこや頬に溜まった皮脂汚れを浮かせてあげる必要がある。

 赤ちゃんは首や腋の下、そけい部、膝・肘の関節部分にも汗や皮脂が溜まりやすいので、手指を使い、丁寧に洗ってあげよう。

 そして、洗い終わった後はタオルを優しく押し当てて体を拭き、なるべく時間を置かずにベビーローションやバームなどで保湿をしよう。

 こうした細やかなスキンケアにより、我が子の肌トラブルは防ぐことができるのだ。

■生まれた季節に合わせたスキンケア法を

 友利氏によれば、赤ちゃん肌は季節によっても重要視するスキンケアが異なってくるのだそう。例えば、春夏に生まれた子はおむつかぶれを引き起こすことが多いので、こまめに汗を拭きとり、1日に1回はお風呂やシャワーで体を洗い、保湿もしっかりと行ってあげることが大切になる。

 対して、秋に生まれた赤ちゃんは皮脂分泌が低下する3~4カ月目に乾燥がひどい冬を迎えるので、他の季節に生まれた子よりもアトピー性皮膚炎の発症率が高くなるのだそう。そのため、外出時は携帯用のバームを持ち歩くなどし、保湿に気を配ろう。

 そして、冬に生まれた子は風邪が心配になり、熱めのお風呂に入れがちだが、湯温が高いと肌の潤いが逃げ、乾燥がひどくなってしまうので38~39℃程度のぬるま湯に入れることを意識するとよいのだそう。赤ちゃんの肌は、生まれた季節によってもスキンケア法に違いが見られるので、その子に合った「洗う」と「潤す」の2ステップを行っていこう。

 昨今はインターネット上で赤ちゃんの肌を守るスキンケア法が手軽に知れるようにもなっているが、中には信憑性が低い情報も多く溢れているように感じる。だからこそ、現役の皮膚科医として活躍されている友利氏の意見が知れる本書は、我が子の肌トラブルで悩んでいる親御さんの救世主となるはずだ。

文=古川諭香