「#今期好きだったアニメを3つ挙げる」投票結果!

アニメ

更新日:2018/10/9

『はたらく細胞』(清水茜/講談社)

 夏アニメが終わり続々と秋アニメがスタートしているが、好きなアニメが最終回を迎えてロス真っ只中の人も多いはず。そこで、先日Twitterで募集した「#今期好きだったアニメを3つ挙げる」の結果を発表しつつ、人気の高かったアニメを振り返ろうと思う。この企画には、合計137名が参加した。

◆まずは、ベスト5に輝いた夏アニメ

1位:「はたらく細胞」68票
 1位は、圧倒的人気を誇った「はたらく細胞」。細胞を擬人化し、人の体内を「世界」として描くという異例の作品。専門家から学的に見ても素晴らしい出来だと絶賛されており、ちょっとドジで方向音痴な新人赤血球、赤血球を見守りながら細菌やウイルスと戦う白血球(好中球)、小さい体で一生懸命頑張っている血小板などキャラクターも非常に魅力的で、各キャラクターにファンがついていた。

2位:「殺戮の天使」40票
 2位は、比較的若い世代を中心に支持を集めている「殺戮の天使」。見知らぬ不気味なビルの最下層で目を覚ました主人公・レイチェル・ガードナーが、B6フロアで出会った殺人鬼アイザック・フォスターと共に、建物から脱出するため上の階へ進んでいくというストーリー。各フロアに登場するレイチェルを狙う敵「フロアマスター」たちも個性的で、B3フロアのキャサリン・ワードは、敵キャラながらVTuber化もされた。

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3位:「ハッピーシュガーライフ」30票
 3位は、可愛い画風で衝撃の鬱展開を巻き起こす「ハッピーシュガーライフ」。主人公・松坂さとうは、愛を知らない女子高生。しかしある夜幼い少女・神戸しおに出会い、人を愛するということを知る。2人はわけあってそのまま同居を開始。さとうはしおとの生活を守るため、脅威となる人物を次々と排除していく。しおのためなら何の躊躇いもなく当然のように他人を手にかけるさとうに、見ているこちらが恐怖を覚える。そして最後は――。

3位:「あそびあそばせ」30票
 同率3位は、爽やかなOPからは想像もつかないハイテンションなギャグが満載な「あそびあそばせ」。3人の女子中学生が作った「遊び人研究会」という同好会を中心に描かれ、ひたすらくだらない、それでいてぶっ飛んだ展開を見せる。メイン3人のうちの1人・本田華子の叫び声や顔芸が強烈で、「演技の域を超えている」「声優やばい」とネットで話題になった。登場するすべてのキャラクターが強烈な個性、謎の中毒性を持っている。

5位:「BANANA FISH」24票
 5位は、絶大な人気を誇る少女漫画が原作の「BANANA FISH」。ストリートギャングのボスであるアッシュ・リンクスと、取材のために渡米してきたカメラマン助手の奥村英二を中心に展開され、“バナナ・フィッシュ”の謎に迫っていく物語。非日常な出来事が日常として描かれることで、アッシュの育ってきた環境が、ストリートギャングであるという事実が胸に刺さる。英二の純粋さを守ろうとするアッシュと、強くなろうとする英二の対比が切ない。

◆また、6位~10位は以下のような結果となった

6位:「ぐらんぶる」16票
7位:「Free!-Dive to the Future-」「進撃の巨人 Season3」14票
8位:「オーバーロードⅢ」11票
9位:「ちおちゃんの通学路」「僕のヒーローアカデミア」10票
10位:「異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術」9票

 ほかにも「シュタインズ・ゲート ゼロ」や「ハイスコアガール」、「Back Street Girls -ゴクドルズ-」、「少女☆歌劇レヴュースタァライト」などさまざまなアニメのタイトルが挙がった。今夏のアニメは良作が多かったため、「3つなんて選べない」「どれにするか迷うけど…」といった声も多かった。

 夏アニメは終わってしまったが、秋アニメも期待できる作品がたくさん揃っている。「これアニメ化してたの!?」「知らなかった…」なんてことにならないように、今のうちにチェックしておこう。秋はいったいどんなランキングになるのか、今から楽しみだ。

文=月乃雫