労働人口の49%が仕事を失う!? AIに仕事を奪われないための50の習慣

ビジネス

2018/10/4

『「仕事を続けられる人」と「仕事を失う人」の習慣』(前川孝雄/明日香出版社)

 近い将来、AIやロボットによって、人の仕事の多くがなくなると言われている。そうなった時、生き残れるのはどんな人材なのか、仕事を続けていくために必要なことは何なのか、今から考えておく必要がある。『「仕事を続けられる人」と「仕事を失う人」の習慣』(前川孝雄/明日香出版社)は、これからの時代に仕事を失わないための、“仕事が続けられる人”の生き方が書かれた本だ。

■“仕事を続けられる人”になるための3プロセスとは?

 本書によると、仕事を続けられる人になるために必要な行動や習慣は、
・自ら仕事や役割を作り出す
・周囲の人を巻き込む
・生産性を高めてしっかりと成果を上げる
という3つのプロセスに分けられるそう。これからは、指示通りにやって単純に成果が出せる時代ではない。成功のイメージを持って、自らそこに向けて積極的にPDCAを回していく必要があるのだ。リスクを取って挑戦できないという、“失敗しないだけの人”は評価されなくなってしまう。

 では、具体的にはどういうことなのか。例えば、失敗しても明るい、切り替えのうまい人は、仕事を続けられる人らしい。こういう人は、失敗から“失敗した原因”を学び、前進と捉えて次に活かしていく。いつまでもクヨクヨと落ち込んでいても何も生まないことを分かっているのだろう。たしかに“失敗”という経験をしなければ、それが正しいか間違っているかも分からないままだ。それが間違いだと気付いたということは、それだけ前進したということなのだ。

■ルールを破ることも時には重要。なぜならば――

 また、仕事を続けられる人は「平気でルールを破る」らしい。「え、ルールなのに?」と感じるかもしれないが、ルールは人間が作ったもので、それがいつも必ず正しいとは限らない。特に社内ルールなど限られた場所でのみ有効なルールは、世間一般から見るとおかしな場合もある。これを疑うこともせず守っているだけの人は、考えることを放棄しているのだ。

 これと同様に、「上司の指示をスルーする」ことができるのも、仕事を続けられる人。もちろん、何も考えずにスルーしていいわけではない。上司が間違っている可能性もあるということだ。これからの時代、上司に頼りすぎず自分で判断することも大事なことなのだ。

 これに対して「でも社内評価が…」と思った人は、その時点で仕事を失うルートに進みかけていることを自覚しなければならない。人事評価を気にしすぎていると、視野が狭くなってしまうからだ。今の時代、一生ひとりの上司に仕えるというケースはほとんどない。言いなりになって上司が変わるたびに振り回されているだけでは、自身の成長は見込めない。広い視野を持ち、今社会で何が求められているのか、優先すべきことは何なのか、会社の枠を越えた視点を持てる人が“勝てる人”なのだ。

 本書には、これらを含め合計50通りもの「仕事を続けられる人」と「仕事を失う人」の明快な比較が掲載されており、読んでいると、深く考えずに言いなりになることの恐ろしさ、何となくやり過ごすことの恐ろしさを改めて感じる。ただ指示通りに動いてその先に仕事を失っても、上司が責任を取ってくれるわけではない。今のうちに考える習慣をつけ、その経験値を積んでおく必要がある。毎日の仕事でどれだけ経験値を積めるかは、私たち自身の生き方にかかっているのだ。

文=月乃雫