ロシア人美少女に対する筋肉メイドの愛が激しい! 10月期待の新アニメは一風変わった「メイドもの」

アニメ・マンガ

2018/10/5

 アニメファンならば、番組改編期になると「次はどんな新作が観られるか」が気になることだろう。もちろん期待と不安が相半ばするというのが実情なのだが、だからこそ事前にどんな作品があるかを調べることには意味がある。そして興味を持った作品がいわゆる「原作もの」であった場合、どんな内容か確認したくなるのも人情。私の場合、2018年10月の新番組でいえば『うちのメイドがウザすぎる!』(中村カンコ/双葉社)がそういう作品だ。

 本作はアニメ制作を「動画工房」が担当し、監督は太田雅彦氏である。通のアニメファンになれば、これが「干物妹!うまるちゃん」や「ガヴリールドロップアウト」と同じであることが分かるだろう。それだけでも観る価値十分だが、やはりここは原作を通読して、どのあたりが見所となりそうなのかを確認せねばなるまい。

©中村カンコ/双葉社・うちのメイドがウザすぎる!製作委員会

 原作は双葉社の漫画雑誌『月刊アクション』で連載中のコミックで、2018年9月現在3巻まで発売中だ。概要をザックリと説明すると、可愛いロシア人少女を溺愛するメイド(というか家政婦)のハチャメチャな日常を描くコメディ。こういえばステレオタイプな「メイドもの」に聞こえるかもしれないが、この「メイド」がポイントだ。ロシア人少女・ミーシャの家に家政婦として現れたのは、鴨居つばめという自衛官あがりの屈強な女性だったのである。さらにつばめは「初潮過ぎの子にキョーミない」という筋金入りの「ロリコン」という爆弾つき! ミーシャはつばめに対し身の危険やキモチ悪さといったさまざまなキョーフを感じるのだが、それをどう伝えようが、つばめはまったく意に介さない。つばめを家から追い出したいミーシャと、ミーシャのことが大好きなつばめが繰り広げる日常が本作の骨子といえよう。

©中村カンコ/双葉社・うちのメイドがウザすぎる!製作委員会

 そして本作の注目どころといえそうなのが、いわゆる「お色気シーン」である。原作コミックにおいても「入浴シーン」などが割と多く描かれるのだが、やはり普通の「お色気」とはひと味違う。まあミーシャの入浴シーンはファン大歓喜なのかもしれないが、問題はつばめのほう。自衛隊で鍛え抜かれた彼女の肉体は、腹筋もバッキバキの全身マッスル状態。これに「萌え」を感じるかどうかは人それぞれだろうが、アニメでどう描かれるのか気になって仕方がない。

 先に太田監督と動画工房が手がけた2作品を挙げたが、ちょっと自堕落な傾向のヒロインが登場することが共通する。そして本作のミーシャも似た傾向があり、そんな人物を描いた実績が豊富な制作陣だけに期待は高まる。そして原作コミックの作者コメントに「アニメのスタッフの方が時系列を整理して下さったり、説得力のある設定に補強して下さったりして」と書かれており、アニメオリジナルの展開も楽しめそうだ。どこがどんな風に補強されているのか、ぜひ原作コミックとアニメを併せて確認していただきたい。

文=木谷誠