「わにとかげぎす」って何なのさ? それはね…

2012/3/29

わにとかげぎす (1)

ハード : PC/iPhone/iPad/Android 発売元 : 講談社
ジャンル:コミック 購入元:eBookJapan
著者名:古谷実 価格:540円

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みなさん、お早うございますコンニチハ今晩は。「ワニ(爬虫類)とカゲギス(知らないけど多分、大工道具的な物)」だと思っていた中國卓郎です。

まぁタイトルの意味が分かろうが分かるまいが本編のオモシロサには関係ねぇさ! と思いながらもチョイト調べてミタ。すると…わにとかげぎす=わにとかげぎす目のこと。硬骨魚類の分類群のひとつであり、ほとんどの種類は深海で生活していて生物発光を行う。とのことで「これぞ深海魚!」ってな感じの不気味で恐ろし気な画像も出てきました。

ちなみに古谷さんの過去作品のタイトルと意味を簡単に上げてみますと…「ヒミズ」=モグラの一種。「シガテラ」=魚介類による中毒。と、フムフムいや~そっかそっかぁ! 一見するとナンノコッチャ? なタイトルですが、どのタイトルにもしっかりとした意味があり、ある意味ストーリーの伏線になっていると言っても過言ではないんですなぁ。

では本書「わにとかげぎす」=深海魚には果たしてどんな意味があるのか? 主人公の富岡ゆうじは32歳。職業はスーパーの深夜警備員です。恐らく古谷さんの作品中、最年長の主人公ではないでしょうか。そしてこの主人公が30代ってとこが本書の重要なポイントであると思います。「俺、駄目で馬鹿だけどまだ若いし、多分なんとかなんダロ♪」なんて楽観的に物事を考えにくい年齢である訳です。イヤしかし「ヒミズ」以降の古谷作品で主人公が32歳だなんて…。

どう考えてもBAD ENDしかイメージできません。本当にありがとうございました!

と、なるのか否か!?

7年間ずっと一人で夜勤業務を行っていた富岡は、それ自体には何も不満は持っていなかった。だだ最近、あまりに無気力だった過去の自分を反省するのと同時に欲しいものができた。彼は流れ星に願う「友達を下さい…友達」と。なんだかフランス映画のような冒頭ですが、しかしなんせそこは古谷ワールドです。そりゃいろいろな“お約束”=ハード&お色気が彼にゾワっと襲い掛かります!

果たして富岡ゆうじは発光の仕方を忘れた深海魚のままなのか? それとも? どうか最後まで気を抜かず読んでいただきたい作品です。


凄まじく無駄な目ヂカラ

弱音を力強く吐ける強さ!…って強いのか弱いのか

隣人の羽田さん。モチロン美人である

主人公が落ち着いている分、羽田さんがいろいろやってくれます (C)古谷実/講談社