賢い子は正しい姿勢が取れている! 筋膜リリースで運動も勉強もできる子に

健康・美容

2018/10/23

『賢い子になる! 筋膜リリース キッズ編──背が伸びる! 足も速くなる!』(竹井 仁/自由国民社)

「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」「ためしてガッテン」「ここが聞きたい!名医にQ」など数多くのメディアでも取り上げられた話題の健康法「筋膜リリース」。そんな話題の健康法を紹介しているシリーズ最新刊に『賢い子になる! 筋膜リリース キッズ編──背が伸びる! 足も速くなる!』(竹井 仁/自由国民社)が加わりました。

 この「筋膜リリース」は、子どもにこそ大切だって知っていましたか。勉強するときも、運動するときも、寝るときも、最高のパフォーマンスを上げるには「筋膜」のお手入れこと、「リリース」が欠かせません。なぜなら、筋膜は、骨や筋肉と同様に体を支えている器官だからです。もしも筋膜がよじれていたり、ひきつっていた場合、思うように体を動かせません。

 その結果、スポーツをするにも正しいフォームを取れなくなってしまうのだとか。また勉強をするにも、正しい姿勢を維持できなければ集中力も発揮できません。また背を伸ばすにしても、骨の成長と同期して筋膜が伸びなければ体は大きくならないといいます。

「筋膜リリース」の提唱者である、竹井仁さんによると、背が伸びる、足が速くなる、勉強に集中できる、疲れにくくなるといった、子どもの成長過程すべてに筋膜がかかわっていると言っても過言ではないそうです。

■子ども時代は正しい姿勢をつくる

 では子どもはどんな「筋膜リリース」をすればいいのでしょうか。リリースする動作自体は、大人とそう変わりありません。ただし子ども時代に意識すべきは「姿勢」だと竹井さんは言います。

 例えば勉強するときの姿勢。ずっと同じ姿勢でいると、筋膜と筋肉がその形に適応します。人はラクな方へ傾くので、猫背や背もたれに深く腰掛ける、「仙骨座り」といった良くない姿勢をとり続けるとどうなると思いますか。

 まず猫背は頭の重みで頸椎が不自然な形「ストレートネック」になります。そうなると、肩こりや頭痛の原因につながるとか。

 お尻を前にずらした「仙骨座り」は、肩や首がこり、腕が動かしにくくなります。腕や胸に力が入りづらいと、連動して顔の表情筋も動きにくくなります。

 さらに、不自然な姿勢をとり続けると、将来的にぜんそくや狭心症、胃下垂や胃酸過多、十二指腸潰瘍や便秘になりやすいといったリスクを抱えることになるといいます。悪い姿勢が習慣化する前に「筋膜リリース」でリセットする必要があるのです。

「筋膜リリース」は上のような正しい姿勢をつくる手助けをします

■猫背を改善する筋膜リリース

 子ども向けの「筋膜リリース」の具体的な方法は、本書にまとめられていますが、本稿では、そのなかから一部をご紹介したいと思います。

 まず猫背を直す修正する筋膜リリースのひとつ。「外回し内回し筋膜リリース」です。

1.肩幅より広めに立ち、踵を支点にして左右のつま先を外側に回していきます。からだも起こして肘を伸ばしたままで両手を外に回すように開いていき20秒以上リリースします。

2.次に、踵を支点にして左右のつま先がくっついていくように内側に回していきます。肘は伸ばしたままで、両手の甲がからだの前でくっつくように内側に回して20秒以上リリースします。

 この1と2の動作を3回繰り返します。慣れてきたらリリースする時間も長くしていきます。

「筋膜リリース」の特徴は、時間をかけて「ゆっくり」行うこと。筋膜を形成しているコラーゲンは最低でも20秒以上続けないとほぐれていきません。ひとつひとつの動作をじっくりと、バターをゆっくり溶かすように行いましょう。

■2週間連続チャレンジで体が変わる

 先述したように、同じ姿勢をとり続けていると、筋膜もその形に固まってきます。だから筋膜が固まる前にリリースするのが理想です。たとえば、朝起きたとき。そしてお昼に、さらに寝る前。最低でも1日3回は「筋膜リリース」することを推奨しています。

 まずは2週間。同書のなかの「正しい姿勢を身につける筋膜リリース」という一連の動作を続けてみましょう。続けることで子どもが自分の体が軽くなった、動かしやすくなったと実感するはずです。

「筋膜リリース」が成功すると、筋膜が本来持つ柔軟性や伸縮性が取り戻せます。そして運動のパフォーマンスが向上し、日常生活も楽になってくるでしょう。

 竹井さんは本書の最後を次のように締めくくっています。

「姿勢を正せば健やかな成長が望める」、そして「脳の働きがよくなり、賢い子になる」。

 この本は科学的・医学的根拠に基づき執筆されています。子どもが自分で自分の姿勢を正し、修正する力があれば、「健やかな成熟」を果たすことができるのです。お子さんと一緒にご自身の姿勢も正して、パフォーマンスの高い日々を送りましょう。

文=武藤徉子