「仕事で疲れている」「出産後ご無沙汰」…1日5分の体操でセックスレスが解消!?

健康・美容

公開日:2018/10/28

『彼が離れられなくなる! たった5分の魔法体操』(金城真実/幻冬舎)

 愛するパートナーと肌を触れ合わせることは、大きなよろこびです。手を繋ぐ、頬に触れる、唇を重ねる…その究極の行きつく先がセックスという、ふたりだけの愛の営みなのでしょう。ところが、セックスを充分楽しむことができず悩んでいる女性は少なくないといいます。人生においてセックスのよろこびを堪能できていないとしたら、それはとてももったいないことです。

『彼が離れられなくなる! たった5分の魔法体操』(金城真実/幻冬舎)は、泌尿器科の医師である著者が、ひとりでも多くの女性に素敵なセックスを楽しんでほしい、そして人生を輝かせてほしいという願いを込めて著しました。それは、「骨盤底筋体操」を続けることで叶うというのです。リズミカルに、ゆっくりと、1日たった5分。誰でも気軽に始められるこの体操について、本書ではそのやり方をわかりやすく紹介しています。

■どうしてセックスを楽しめないのか

・過激なダイエットでガリガリに痩せ、彼とのセックスがめんどう
・結婚するのだけれど、性交痛があり心配
・心身共に性的反応がおこらない
・50代を迎え、性交時に痛みと出血がある
・出産後、夫に「緩くなった」と指摘された

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 これらは全て「性機能障害」とよばれるものです。読んで字のごとく、セックスに支障がでる病気のこと。これが広く認識され治療の対象とされている欧米と違って、日本では単なる個人的な問題としてとらえられがちです。この日本の性の意識の低さこそが、セックスを楽しめない大きな理由のひとつだと著者は憂います。性の悩みを誰にも相談できず、著者のもとへ駆け込んできた女性たちの願いはただひとつ、素敵なセックスを楽しみたい、ということなのに。

■セックス満足度、日本人は世界最低!

 世界最大の避妊具メーカーが2005年に行った調査で私たち日本人に関する衝撃的な結果がでました。「世界のセックス頻度と性生活満足度」で日本は、セックス頻度(回/年)も、性生活の満足度(%)も、41カ国中最低レベルだったのです。

「セックスレス」という言葉も頻繁に耳にするようになりました。日本性科学会によると「セックスレス」の定義は、「特殊な事情が認められないにもかかわらず、カップルの合意したセックス、あるいはセクシャル・コンタクト(裸で抱き合うなど)が1カ月以上なく、その後も長期にわたることが予想される場合」とのこと。

「面倒くさい」「仕事で疲れている」「出産後なんとなく」さまざまな理由が挙げられていますが、40代夫婦になるとほぼ半分がセックスレスだといいます。この事態を打破するには、肩を揉む、爪を切ってあげるなどのさりげないスキンシップがよいと著者はすすめます。スキンシップにより、オキシトシン、別名“愛情ホルモン”とも呼ばれる物質が出てきて、自然に互いに触れたいと思うようになるというのです。

 いつまでも若々しく輝いている女性は、セックスライフも充実しているはず。1日5分の体操で、輝きを手に入れましょう。

文=銀 璃子