一度何かを諦めてしまった人間が、死を意識してたどり着く「青春の続きを取り戻す」物語──『キミの忘れかたを教えて』

文芸・カルチャー

2018/11/2

『キミの忘れかたを教えて』(あまさきみりと/KADOKAWA)  余命を宣告された人間が、そこからどう生きるか。普遍的なテーマである。人生を十分に過ごした人間が、集大成として最後に何かを成し遂げる話は気持ちがよい。だが、それが約束から逃げ、全てを投げ出し、無気力となった「人生これから」のはずの20歳ニートであったら。... 続きを読む