片づけに宿題…男の子の“やる気スイッチ”を押す、3つのテクニックを大公開!【やってみた】

出産・子育て

2018/12/1

「男の子がひとりでできる『片づけ』」(中村佳子/KADOKAWA)

 ここ数か月を振り返ってみて、小学1年生の息子に「ちゃんと片づけて!」「早くして!」と言わない日があっただろうか…。毎日同じ注意の繰り返しで、もううんざりという男の子ママも多いと思います。でも何度も同じ注意をするだけではだめで、実は男の子は自分で納得できないと動けないんだとか。じゃあどうやって納得させればいいんだろう…。

 そんな悩める男の子ママに『男の子がひとりでできる「片づけ」』(中村佳子/KADOKAWA)はいかがでしょう。本書では、男の子が自ら納得して行動できるような「男の子のやる気スイッチを押すテクニック」が年齢ごとに紹介されていて、今までの悩みがスッキリ解決! もうガミガミ言わなくてもよくなる1冊です。

 そこで、この中から3つの“片づけ法”を実践してみました。

1、<おもちゃ>「捨てるモノ」ではなく、「大切なモノ」を選ぶ(P.52)

「リビングが子供のおもちゃに占領されていく」これは男女問わず子を持つ親が頭を悩ます問題だと思います。我が家も、小さいときから大好きな電車のおもちゃが部屋中に散らばっていて、準備していたおもちゃ箱にもいよいよ入らなくなってきました。なんとかこの箱に収めたいという思いから、「いらないおもちゃは捨てるから選んで」とついつい言いがちですが、これだと「全部大事!」という一言で、あえなく終了…。

 そこで本書では、捨てるモノを選ばせるのではなく、「大切なおもちゃから箱に入れていって」と声をかけ、“大切なモノを選ばせる”べきというアドバイスが。

 実際にやってみると、「こっちかなぁ、いやでもこれも大事」と一人でぶつぶつ言いながらも真剣に大切なおもちゃ選びをやっていて、結果的に入らなかったおもちゃがこんなに。でも入らなかったからと言ってもやはり簡単には捨てさせてはくれないので、一度あふれたおもちゃは違う袋や箱に入れて、子供の目の届かないところで保管します。

 そうすると、2週間ほど時間が経ってから「これどうする?」と聞くと、この中からいくつかは復活しましたが、大半は「もう使わないからいいや」と、本人から捨てるお許しが! お許しさえもらえたので、あとは正々堂々と処分でき、おもちゃ箱もスッキリ。その後も、「あのおもちゃがなくなった」ということもなかったので、罪悪感もなくかなり気持ちよく捨てられました。

2、<宿題>どこでもOK! 自宅内ノマドスタイル(P.94)

 小学1年生になると、学校から毎日のように宿題が出ます。親としては、宿題は毎日机に向かってしっかりやらせておきたいところですが、子どもはその日の気分ですぐにやったり、なかなかやらなかったり。この時点でまた親はイライラ…。

 そんなときには「宿題はどこでやってもOK!」というようにしてみませんか? 子どもは学校でも長時間机の前に座って勉強しているので、家でもそれを強要されると避けたくなり、宿題をやること自体を嫌がったりします。それなら、少し行儀は悪くなってしまいますが、リビングのフロアや、椅子の上など、子どもがここならできそうという場所で宿題をやらせてみましょう。大人も気分を変えていつもと違う場所でやると気分転換になって仕事がはかどるように、子どもだって自ら選んだ場所であれば、意外とすんなりやったりするようです。

 実際我が家でも、息子が宿題の日記になかなか取り掛からなかったので、「じゃあ好きな場所でやっていいよ」と声をかけてみると、いつもは「ちゃんと机に向かってやりなさい」と言われ続けていた息子は一瞬キョトンとしていましたが、その後状況を把握して、リビングの床に寝転がって、あっという間に日記を完成させてしまいました。

 このように、この年齢には宿題はきまった場所でやらせることが大事なのではなく場所はどこであれ、「宿題をきちんとやった」という達成感を得ることがまずは1番大切なんだとか。

3、<お金>家庭内アルバイトでお手伝いのしくみづくり(P.180)

 小学1年生にもなると、家庭によってはお小遣いを渡し始めるところも出てきます。でもただお金を渡すだけではまだまだお金の価値がわらかないと思うので、そんなときには「家庭内アルバイト」を実施してみませんか?

 やり方は簡単。今日親が手伝ってほしいことを紙に書き、これを壁や冷蔵庫の扉などにペタリと貼りだします。このときにその対価も一緒に書くこと。こうすることで、「働くことでお金を得られるしくみ」を実際に体験でき、対価として得たお金の重みをよりしっかり感じることができるようです。

 我が家でも早速実践してみると、普段は「これ手伝って」と言ってもなかなか手伝ってくれないのに、このやり方だと子どもは好きなお手伝いを選ぶ楽しさがあったり、それをやることで憧れのお金を得られるということで、貼りだした瞬間から次々に選び、お手伝いし、しっかり収入を得て、子どもは喜び、親も少しでも家事が減り、お互いwin-winの結果に。何より子どもが喜んで片づけに参加してくれたことがとても嬉しかったです。

「自分で納得し、選ぶ」ことで、子どもは自分で片づけられるように

 いつもいつも子どもに対して「〇〇しなさい!」と言い続け、言う親も言われる子どももお互い疲れてしまっていました。疲れるのも無理はありません。なぜならそこには“自分(子ども)の意志”がないから。いくらまだ小学生とは言え、そろそろ自分がやりたいことは自分でわかりつつあります。それなら、その子どもの意志を上手く利用して、片付けに活かしてみましょう。

 親が言ったことをすべてそのままさせるのではなく、「どっちにする?」「どうしたい?」と自ら選ばせることで、少なからずとも責任感が生まれ、結果としてその後スムーズに動いてくれるようになります。実際「えっ、そんなに簡単にできるの? 今までガミガミ言っていたのはなんだったんだ」というくらい、自分で進んでやっている姿に驚いたくらいです。小さいうちは男の子の方が女の子に比べまだ素直なような気がします。それならその素直な気持ちをしっかり受け止めて、うまく片づけにつなげていきましょう。そうすることで、親子ともどもハッピーな片づけを実践することができるようになりますよ。

文=JUNKO

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