お賽銭は金額ではなく入れる前の○○が重要だった! 正しいお参りの仕方とは…

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更新日:2019/12/27

『成功する人が知らずにやっている 最強の魔除け』(日下由紀恵/フォレスト出版)

 なんだか色んなことがうまくいかない、悪いことが続いている… そんな人は、体の中に悪いエネルギー、すなわち魔が入り込んでいるのかもしれません。

『成功する人が知らずにやっている 最強の魔除け』(日下由紀恵/フォレスト出版)で、あなたに入り込んでくる「魔」を断ち切ってしまいましょう。

 著者の日下由紀恵さんはスピリチュアル心理カウンセラー。日本全国で開催される彼女のセミナーには、毎回多くの参加者が訪れています。

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 本著がクローズアップしているのは、悪い気を断ち切る「魔除け」の方法。魔除けというと、ちょっと敷居が高いイメージがありますが、本著で示されているのは、その人の内面に入り込む魔を断ち切る方法です。本来なら、人には悪いエネルギーに対抗する力が備わっています。しかし「魔が差す」なんて言葉が表すように、仕事が立て込んでいて忙しかったり、失敗続きで落ち込んでいたりするときには、その力が弱まり、心を守るバリアが崩れた状態になるといいます。その隙間から悪いエネルギーが入り込むと、知らず知らずにそちらの方に引きずられていってしまうのだとか。

 魔を断ち切るために示された方法はとても簡単。「お花見」や「お相撲観戦」など、日本人なら誰もが一度は経験していることが、実は魔除けとして効果的なアクションだと本著では書かれています。また、道で見かけるとちょっとドキッとしてしまうお墓も実は魔除けに適したスポットなのだそう。亡くなった人のお骨にはその人が生きた波動1つ1つが刻み込んでおり、それらに近づくことで自然と良い影響を与えてもらえるそう。

 効果的な魔除けの方法のほかに、本著では神様のパワーを取り込みやすくするために神社で行うべきポイントも紹介しています。スピリチュアルな場所に赴くことで、より自分の運気を向上させることができます。有名な神社でも、地域で愛されているような小さな神社でもポイントは変わりませんので、ここで少し紹介いたします。

■お賽銭:心の邪気を写し取ってもらおう

 神様に願い事をしたいけれど、10円は少なすぎ? 思い切って500円お供えした方がいいのかな? 元旦には毎年悩んでしまうお賽銭。だけどお賽銭の本当の目的は、「願いをかなえてもらうための料金」ではありません。「心の邪気を移しとって神社へ放つ役割」をしてくれているのです。投げ入れる前に30秒くらい時間をとって、しっかり左手で握りしめて心の悪を移しこんでから、賽銭箱に投げ入れましょう。そのとき、「チャリーン」と音を立てて投げるようにします。その音に耳をすまして聞くことで、邪気が払われていきます。

■おみくじ:吉凶のサインはあなたの心のバランスを保つため

 神社に行ったときのイベントとして欠かせないおみくじ。いい結果と悪い結果がわかりやすく言葉にされているので、エンターテイメント性もあり、運試しとしてつい引いてしまう人もいるのではないでしょうか。しかし、著者はおみくじの役目はもっと深いところにあるといいます。

 実はおみくじの結果は、あなたの運気が波に乗っているときはあえて「大凶」を出して舞い上がりすぎないようにしたり、落ち込んでいるときには「大吉」を出して励ましてくれたり、神様があなたの行動や心のバランスをとってくれているのだそうです。ちなみに「中吉」や「末吉」は、あなたが気付いていないあなた自身のすごさに気付かせてくれるもの。どんな結果のおみくじが出ても、あなたの行動を表す鏡のようなものだと思えば、前向きにその結果を受け入れられるはず。

■他人の絵馬を読むのはNG!

 他の人がどんなお願いを書いているか気になって、結んである絵馬に見入ってしまうこと、ありませんか。実はこれ、絶対にしてはいけません。書いた人の古いエネルギーが絵馬を読んだあなたに乗り移ってしまうからです。古いエネルギーとは、お願いの言葉に隠された「絵馬に書いた願いが成就しなかったらどうしよう」という不安の固まりです。もちろん写真を撮ってもいけません。

 最後になりましたが、実は、「ひしゃくはどちらの手で持つの?」「参道はどこを歩けばいいの?」など、お参りのルールに気を取られすぎず、リラックスしてお参りするというのも大切なポイントです。リラックスした状態でお参りを楽しんだ方が、良い波動が入ってきやすくなります。

 年末の慌ただしい毎日。ふとしたことで気持ちが落ち込み、なかなか気分が晴れなかったりすることもあるでしょう。手軽にできる魔除けを試して晴れやかな気分で年を越したいですね。

文=音田アユム