まちがったダイエットは老化の原因に!? 正しく「やせてキレイになる」秘訣を、アスリート医師が伝授!

健康・美容

2019/2/12

『アスリート医師が教える 最強のアンチエイジング食事術51 運動術26』(黒田愛美/文藝春秋)

「私たちは食べたものでできている」。そりゃそうだろうと思った人の、何割がそれを意識して日々を過ごしているだろう。仮に意識していたところで「食べるのがストレス発散」「時間がない」「オーガニックな生活はお金がかかる」などの理由で、ついつい自分を甘やかしてしまいがち。だからてっとりばやく、炭水化物を抜いたり林檎だけを食べてみたり、安易なダイエットに走ってしまう。だがそれは「やせてキレイになる」ことから遠ざかる行為だと言うのは『アスリート医師が教える 最強のアンチエイジング食事術51 運動術26』(文藝春秋)の著者・黒田愛美さん。ここでは黒田さん自身が実践している、美と健康を手に入れるための方法を一部ご紹介しよう。

(1)ドライフルーツはNG!? 正しい糖質制限とは

 通っていたジムの糖質・脂質制限プログラムを実践したおかげで、3週間で劇的に体重は減ったが生理が止まり、見た目も鶏ガラのようになってしまった経験をもつ黒田さん。一度狂ったホルモンバランスは10年後も引きずるといい、その危険性を本書で訴えている。そこで黒田さんが推奨するのは、「まずは砂糖をやめる」こと。人工甘味料入りのカロリーゼロ飲料、人工甘味料のかたまりともいえるミントタブレット、実は砂糖を添加しているドライフルーツは避けたほうがいいらしい。「朝はフルーツや野菜、昼はたんぱく質をメイン、夕食は糖質を控える」食事を「3カ月以上のんびり続ける」のがコツ。なにごとも一朝一夕にはいかないのだ。

(2)運動が、老化の原因になりかねない!?

 過度な運動が卵子や精子に影響を及ぼし、不妊と老化の原因になりかねないという。酸素をとりこんだ体内には通常「活性酸素」が発生する。これが過剰に発生すると、細胞を酸化=錆びさせ、しみ・しわ・たるみなどの老化現象や、がん・動脈硬化・高血圧・糖尿病などの病気の原因になってしまうのだ。活性酸素の分解スピードは人によって異なるため、適正な運動量ももちろん、人によって異なる。無理のないペースで、日常的に運動するのがコツ。運動したらそのぶん疲労回復につとめるべし。本書ではそのために有効なスムージーのレシピ、おすすめのサプリメントも紹介している。

(3)本当に控えるべき食べものとは?

 依存性の高い砂糖はすでに書いたとおりだが、小麦(グルテン)も麻薬性が高く、粘りのある性質のせいで腸を炎症させるという。みんなが大好きなもちもち食感こそ、グルテンを避けるべき理由なのだ。ほかにも体内で分解しにくい乳製品、ドーピング効果はあるがそれゆえパフォーマンスを低下させやすいカフェインなどなど…。もちろん著者は「一切断絶せよ」とは言っていない。避けた方がいい、という意識をもって生活するだけで摂取量は自然と低下する。どうしても食べたいとき以外は、やめたらいいのだ。そのほか、「まごわやさしい」に代表される、とるべき食べもの、美しくやせるためのレシピも多数掲載されている。

(4)大事なのはストレスなく、続けること

 楽しく運動することで、幸せ物質とも呼ばれるセロトニンや、血流を増加させ代謝をあげるドーパミン、免疫力を高め老化を遅らせるエンドルフィンなどが多く分泌される。運動だけじゃない。これらの物質は日常で心が満たされることで多く分泌される。恋をするときれいになるのは、効果のひとつ。「体に良い食事を摂ることも、運動することも、心が満たされることのひとつとして大いに楽しんでほしい」という著者。本書を参考に、よりグレードアップした日常と身体を手に入れてみてほしい。

文=立花もも