たった1分で「鼻づまり」を解消! 花粉症の原因はあなたの夜の◯◯の習慣かも!? 花粉症解決にこのエクササイズを

健康・美容

2019/2/15

『鼻は1分でよくなる!──花粉症も鼻づまりも鼻炎も治る!』(今野清志/自由国民社)

 今年もやってきました花粉症のシーズンの到来です。クシャミ、鼻水、鼻づまりなど「鼻」のお悩みは、「一生治らない」と思っていませんか。そんなあなたに朗報です。薬に頼らないで、自力で鼻の不調を改善できる方法があるんです。

 教えてくれるのは、今野清志氏。中医学をベースに西洋医学の各科の医師との交流を深め、薬を使わない治療法を確立。『耳は1分でよくなる!』や『目は1分でよくなる!』(いずれも自由国民社)など64万部突破のベストセラーシリーズを生み出し、テレビなどで話題に。今までに数多くの人の「つらい症状」を改善してきた人物です。

 そして今野氏が新著を発表しました。『鼻は1分でよくなる!──花粉症も鼻づまりも鼻炎も治る!』(自由国民社)。この中から、皆さんのつらい症状を緩和させる方法をいくつか紹介したいと思います。

■「鼻」の前に「口」を疑おう

 まず見直したいのは「口呼吸」。鼻のトラブルなのになぜ「口」が影響してくるのか。それは、異物を体にスルーさせてしまうからです。

 通常、鼻から息を吸い込むと、鼻毛や鼻の粘膜が、花粉・ホコリなどを絡め取りブロックします。しかし口で呼吸をすると、空気が「扁桃」を直撃することになります。

「扁桃」とは、外からの病原体を防ぐ、のどの粘膜に発達したリンパ組織のこと。口呼吸で空気が扁桃を直撃すると、扁桃部分は乾燥してダメージを受けます。そして花粉やホコリなどの異物をブロックするはずの組織がばい菌のたまり場になってしまうのです。

 ここでたまったばい菌は、白血球に感染します。ばい菌を抱えた白血球が、血液の流れにのって体中をかけめぐり、細胞の働きを狂わせます。それは「鼻」の細胞にも言えます。

 鼻炎や花粉症などのアレルギー症状は、このような「毒された白血球」が原因だという説もあります。毒された白血球を異物と勘違いして炎症をおこすのです。

 自分は「口呼吸」をしていない、と思うでしょう。ですが意外と口呼吸をしている人が多いのです。次の症状に当てはまるなら口呼吸を疑ってみましょう。

●口呼吸の主な症状
「朝、目が覚めたとき、口がカラカラ」
「起きるといつも、のどがヒリヒリしている」
「唇がカサカサになりやすい」

■内臓を圧迫する「姿勢」に注目

 次に疑いたいのは、「姿勢」です。中医学で「体質改善」を行う場合、まず姿勢を見直すことが多いと今野氏は言います。多くの人がパソコンやスマホをのぞき込むとき、背中を丸め、首を前に突きだした姿勢になっています。

 猫背は、内臓を圧迫し、自分の胃腸を押さえ込みます。また胃腸の働きが衰えれば、血流が悪くなり、体が冷える。結果、血流が悪くなります。

 人間には、自らの力で病を治そうとする「自然治癒力」が備わっています。自然治癒力を高めるには、「間違った体の使い方」「誤った生活習慣」を取り除くこと。口呼吸をやめて、姿勢を改善し、血流を活発にすると自然治癒力を高まります。結果、早い人は「その瞬間」から「鼻づまりが治った」と実感できるそうです。

■1分で鼻がよくなる「今野式トレーニング」

 花粉症など鼻のつらい症状の原因となる「体質」を改善し、正しく鼻が使えるようになるためのエクササイズをご紹介。体を目覚めさせ、体が持つ本来の機能を正常にするところからスタートです。

[1] 基本の姿勢は「百会」を垂直にする

 体が持つ本来の機能を活性化して自然治癒力をグンとアップさせるには、あたまのてっぺんにある「百会(ひゃくえ)」というツボを利用します。

「百会」とは、頭頂の中心にあります。ここをポンポン数回叩いて意識しましょう。

次に姿勢を正します。天井に「百会」を押しつけるように、まっすぐ背筋を伸ばしましょう。椅子に座っているときも、立っているときも、同様。この姿勢で以下のエクササイズをします。

[2] 肩甲骨スイスイ運動

 肩から上の血流を促します。コツは、肩甲骨から手が生えているとイメージして肩甲骨も大きく動かすこと。1セット10回、1分休んでからまた10回をくり返す。こわばりがちな肩まわりと肩甲骨を動かすことで、鼻にしっかりと血流を送り込みます。

まず手のひらを下に向けて両手を肩の高さにまっすぐに伸ばす。

平泳ぎをするように、手で円を描きながら肩の高さに胸を引き寄せる

[3] 脇の下モミモミ

 鼻炎や花粉症などからの鼻づまりを和らげる体操。脇の下を30秒くらいかけてまんべんなくもみほぐします。右の鼻がつまっているときは、左の脇を。左の鼻がつまっているときは、右の脇の下を重点的に行う。

[4] 花粉症で鼻がつまったときこそ「鼻つまみ」

 花粉症などによって鼻がつまると口呼吸になりがちです。そんなときに行いたいエクササイズ。鼻をつまみ息を止めるだけ。息を止めると、鼻のなかが一酸化窒素で満たされるため、鼻の気道が広がり鼻づまりの解消につながります。

 ポイントは「ちょっと苦しくなってきたかな」というところで、鼻をつまむのを止めること。息を再開したときに「ハアハア、ゼイゼイ」してしまうのは息を止めている時間が長すぎます。20秒からスタートしましょう。

鼻から軽く息を出したら、親指と人差し指で軽く鼻をつまみます。20秒ほど息を止めてから、静かに鼻で呼吸を再開。鼻づまりがひどいときは、1回行い、1分休んでまたもう1回行うことを何度か繰り返します。

 どれも試してみると、症状がラクになり、爽快感が全身に巡ります。本書には、この他にも、首から上の呼吸をラクにする「鎖骨タッピング」。「ぴょんぴょんジャンプで胃腸も刺激」「全身に血流を送るもも上げ」なども掲載されています。

■本来の体質改善は3カ月かかる

 即効性のあるエクササイズを中心に紹介しましたが、これらを「絶対に全部やらなければ鼻はよくならない」わけではありません。ただ「鼻をよくしたければ、一つでもいいので続けてほしい」と今野氏は言います。花粉症などの体質改善には時間がかかります。最低でも3カ月かけないと、「緩和」されたと感じられないかもしれません。

 ですから今季は、上で紹介したようなエクササイズで乗り切りましょう。そして来シーズンにむけて、本書にある「花粉症の予防は3カ月前からはじめよう」の項目、そして「日常生活」で続けて欲しい「鼻が良くなる8つの習慣」も試してみてください。

 あきらめないこと、続けること。これが花粉症など鼻のトラブルとの付き合い方です。

文=武藤徉子