御朱印帳の次は城スタンプ帳!? はやくも第2弾登場で新しいブームの予感!

暮らし

2019/2/23

『続日本100名城に行こう 公式スタンプ帳つき』(公益財団法人 日本城郭協会:監修/学研プラス)

 御朱印集めはもはやブームというより趣味の一つとして定着した感があるが、2019年、新たにおすすめしたいのが「城スタンプ集め」。以前にも「2018年は御朱印ならぬ城スタンプ集めで始めてみるのもいいかもしれない」とご紹介した『日本100名城に行こう 公式スタンプ帳つき』(公益財団法人 日本城郭協会:監修/学研プラス)だが、どうやら城好き・旅好き・日本史好きの興味をいたくそそったようで、はやくも第2弾が登場した。

 その名も『続日本100名城に行こう 公式スタンプ帳つき』。タイトルどおり、巻末に名城スタンプを押せる公式スタンプ帳がついており、制覇して日本城郭協会へ送付すれば登城完了認定印とともに、制覇順位を登録してもらえる本シリーズ。『おんな城主 直虎』に登場した彦根城、『西郷どん』の熊本城、兵庫の姫路城に愛知の名古屋城などメジャーどころが集まっていた第1弾に対し、第2弾はさらに愛好家の心をくすぐるラインナップだ。

 たとえば、一夜城の名でも知られる神奈川県小田原市の石垣山城。「豊臣秀吉が一夜で石垣を築かせた」と思っている人もいるだろうが、実際にかかったのは約82日。あまりのはやさに敵の北条氏方が「一夜で戦意を喪失した」ことからつけられた異名。「なーんだ82日もかかったのかよ」とがっかりした人はぜひ足を運んでみてほしい。重機もなかったあの時代、人手だけのアナログ作業で山頂に石垣をつくることの大変さ、秀吉の指揮力が実感できるはずだ。

 一方、その秀吉が唯一落とせなかったのが埼玉県行田市の忍城(おしじょう)。野村萬斎主演で映画化された小説『のぼうの城』の舞台といえば、思い出す人も多いだろう。湿地帯を利用した平城で、豊かな水に囲まれたこの城は、石田三成率いる2万3000の豊臣軍に水攻めされてもなおもちこたえた、難攻不落の浮き城。今も満々と水をたたえた水城公園の周辺を、映画や小説のシーンを思い浮かべながら散策するとなおさら感慨深いだろう。ほかにも岡山県岡山市の備中高松城も秀吉の水攻めで知られているが、1から順にめぐるのではなく、特定の時代や「水」などのキーワードで自分だけの順路を見つけるのも楽しいかもしれない。

 ちなみに、岐阜県大垣市の大垣城も豊富な水を生かし、三重にも四重にもめぐらせた水堀が特徴だ。関ヶ原の戦いでは惜しくも落城してしまったが(ちなみに拠点としていたのは西軍の石田三成。水運が悪いのだろうか……)、緑豊かな県内最古の都市公園としても知られ、再建された城も荘厳。ライトアップされる夜の姿はとても幻想的だという。

 詳細は知らずとも、ただその築城の美しさに見惚れて、めぐるうちに自然と歴史を知っていけるのも城めぐりの魅力のひとつ。全200となった名城、完全制覇をめざしてみてはいかがだろうか。

文=立花もも