「モテる読書術」でライバルに差をつけよう! 「初体験」がオトコを上げる

文芸・カルチャー

2019/3/1

『モテる読書術』(長倉顕太/すばる舎)

 異性にモテるために、一生懸命筋トレや美容に励んでいる世の男性の皆さん。今やその努力は時代遅れだと聞いたらどう思うだろう。今の時代において、「モテる男」であるためには、一体何が必要なのだろうか?

 センス、経験、教養、財力…などなど、モテのために必要なものは数多く思い浮かぶ。そして、それらを手に入れるために最も有効な行動のひとつが、「読書」であるという。

『モテる読書術』(長倉顕太/すばる舎)の著者は、「情報社会である今の時代に大切なのは筋肉量や美しいカラダではなく、読書量、つまりは情報量である」と説いている。本書に収録されている「魅力的になりたい現代人のための読書術」を本稿ではいくつかご紹介したい。

■読書は大切。だがただ本を読むだけでは意味がない

 本書が強く推すポイントは、「読書だけ、知識だけでは、リアルな世界では何の意味もない」ということだ。世界中の知識なんてかき集めればキリがないし、そもそもそれを読書でカバーしようと考えていては時間がいくらあっても足りない。

 読書そのものを楽しく感じ、本の世界に入り浸るのはとても良いことだが、実生活に、そしてモテに役立てるには多少なりともテクニックを体得しておく必要がありそうだ。本書は「読書はあくまでも人生戦略における手段であり、目的は人生をより良くすること」だと定め、そのために有効なメソッドを紹介している。

■いかにして「脳を飽きさせないか」がカギ

「やる気が出るのも失うのも結局脳の問題なので、脳をどう都合よく使えるのかが勝負」になると著者。確かに、よほどの読書好きであっても、読書に「飽き」はつきものだろう。

 例えば、ふと思い立って「森鴎外でも読んでみようか」と腰を上げても、作家の時代背景や当時の感覚が分からないと、読むのがとても難しく感じてしまうだろう。そこで著者は、補足情報を検索することを推奨している。作者の生い立ちや執筆の裏に隠されたエピソードを知ることで、本の内容がすんなりと脳に入ってくるようになり、モテるための読書も苦しいものではなくなるわけだ。

■「初体験」が男の魅力を上げる

「初体験が…」というとすぐにそっちを思い浮かべる男性の方も多いかもしれない。そっちだけでなく、すべての初体験は頭を良くし、私たちが魅力的になっていく上で重要な役割を担っているのだという。

 私たちは気付いていないだけで、日常の中で慣れて鈍化してしまう。そしてこの「鈍化」はモテの大敵だという。読書も、ビジネスも、そして色々な女の子とデートするのも、私たちが不感症にならないために重要なことだ。それぞれの初体験を通して新しい世界に直面したとき、「自分が“知らない”ということを初めて知る」ことは、魅力的であるためには欠かせないことなのだと著者は説いている。

 私たちは現代を生きる中でインターネットの技術を手に入れ、今やインターネットの世界が中心となって情報を創り出し発信する場所になっている。それによって読書をする人や読書の時間は減っているようだが、捉えようによっては、これは「チャンス」ではないだろうか。読書をすればするほど、周りやライバルと差をつけやすいからだ。

 頭ひとつ抜きんでた“モテる男”になるためにも、読書は非常に効率的で効果的なエクササイズになるのではないだろうか。

文=K(稲)