普通の人と結婚したい?それ、“高望み”かも。“婚活メモ”で正しい自分を把握せよ!

恋愛・結婚

公開日:2019/3/12

『「普通」の結婚が、なぜできないの?』(三島光世/WAVE出版)

 昨今、婚活市場では“人並みの暮らし”を求める女性が多い傾向にあります。普通に結婚して、普通に家があって、普通に子どもができて。一般的な家庭で、普通の暮らしができればいい。

 しかし、そんな「普通」を望む女性たちに、結婚相談所「ganmi」の代表で婚活分析アドバイザーの三島光世さんは忠告します。「みなさんが求めている『普通』は、じつは『普通』ではないのです」!!

「普通」のお相手ってどんな人? 具体的に考えてみると…。

「普通すら求めちゃいけないの?」なんて声が聴こえてきそうですが、普通って、具体的にはどのような男性のことを示すのでしょうか。例えば、お相手の男性の年収。“1000万円なんて贅沢言わないから、500万円以上”?

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 三島さんの著書『「普通」の結婚が、なぜできないの?』(WAVE出版)の中で公開された情報では、なんと「年収500万~600万円の30代独身男性は、わずか6.2%」だそう。「普通」の年収の男性と結婚したかったら、この一握りの男性を、他の女性たちとの競争を勝ち抜いて捕まえなければならないのです。

あなたは男性から選ばれる魅力を持っていますか?

 結婚はお相手がいてこそ成立するものですから、女性が男性の希望に当てはまっているかどうかも重要です。

 しかし悲しいことに、本書によると、婚活市場にいる男性のほとんどが女性に希望する条件が、“20代”なのだといいます。次に問われるのが“見た目”ですが、芸能人並みに美人でもない限りは、他の女性に差をつける魅力(男性へのウリ)になるとは言い難いでしょう。最後に「妻力」。これは家庭的であるとか、大人としての気遣いができるとか、妻としてどうか、という部分です。

 厳しい現実ですが、この中でひとつでも備えていることが、婚活市場で選ばれるために必須なのだといいます。

「普通」を見直し、客観的な魅力を磨くために、メモを取ろう

 では、あなたが30代の「普通」の女性である場合、どうすれば結婚できるのでしょうか。「自分を変えていき、婚活を有利なものに進めていくための秘訣が『メモ』です」と三島さんはいいます。

 デートに誘った・誘われた割合、お相手の印象、初回デートの支払いの有無、デートでした会話などをメモして振り返ることで、自分に見合う「普通」の男性や、自分が本当に求めている相手の条件が整理されて見えてくるそう。また、女性がお相手に選ばれない理由も、わかってくるのだとか…。

 本書では「高望み」から「普通」に基準をシフトしていくプロセスから、自分なりの「普通」の幸せを手に入れるためのメモ術まで、三島さんが実際にカウンセリングしてきた婚活女性たちの実例を交えて解説しています。

 簡単なメモを取るだけで、一歩幸せな結婚に近づける。婚活に行き詰まっている女性は手にとってみては?

文=三浦小枝