日本のおじさんよ、俺たちはまだイケる! 脳科学で読み解く“おじさんの恋愛戦略”とは?

恋愛・結婚

2019/3/12

『「モテ」と「非モテ」の脳科学 おじさんの恋心はなぜ報われないのか』(菅原道仁・山田ゴメス/ワニブックス)

 50を過ぎた頃から顕著になる、おじさん達の“急激にモテなくなる問題”は深刻だ。「いい歳してまだ女の子を追っかけるなんて…」と、恥ずかしく思わないこともないが、実はかなり多くの中高年男性が頭を悩ませているようだ。

 人間が生物である以上、逞しく将来の可能性に満ちた「若者」の方がモテるのは仕方がないことだとは思う。でもそうやって「種族保存本能」を言い訳にして逃げてばかりでは満たされないのもまた事実。

 ココロ(主に下心?)もカラダ(主に下半身?)もまだまだ元気なのに、満たされない毎日を送るおじさん達。モテないのは魅力がなくなったからではなく、「おじさんならではの戦い方」を体得できていないからなのかもしれない。

『「モテ」と「非モテ」の脳科学 おじさんの恋心はなぜ報われないのか』(菅原道仁・山田ゴメス/ワニブックス)は、モテおじさんであるライターの山田氏と脳神経外科医の菅原氏がタッグを組み、「脳」からおじさんのモテを紐解く1冊。本稿ではその中から、今日からでも使えそうな「おじさんのモテテク」をご紹介したい。

■合コンでいきなり名刺を渡すのは「非モテ」行為!?

 おじさんは基本的に「話したがり屋」が多い。また、真面目な人ほど丁寧で的確な自己紹介をするように努める傾向にある。ただしこれは特に、合コンなどといった初対面の女性を相手にする場面では仇となる可能性もあるのだとか。

 皆さんも、「どこか謎めいた人」に対して不思議な魅力や興味を抱いたことはないだろうか。

 脳科学ではこれを「ツァイガルニック効果」と呼ぶらしい。人は、達成できなかったり中断している事柄をよく覚えている。人間は、秘密めいているモノや未完成なモノに興味を示す特性があるのだ。

 確かに名刺を渡す行為は誠実であり、うんちくを語ることは知識の幅を示すことにはなるかもしれないが、しかし相手は次第に食いついてくれなくなってしまう。まずは「持ち札を性急に出さず、もったいぶる」ことを心掛けてみるのが吉だという。

■モテないおじさんからは、切迫感が漂っている

 モテないおじさんの一番やっかいな特徴は、「相手に見返りを求めすぎる」ことだと本書は指摘する。若い男だって、確かに恋人に見返りを求めることはある。しかし重要なのは、その「切迫感」の違いなのだという。

 40代や50代の中高年男性が恋愛をしたらどうしても、「この人しかいない!」「この出会いを逃したら、死ぬまでもうチャンスはない!」など、メンタルブロックが作動して自らを背水の陣にしてしまいがちだ。

「俺はもうおじさんだから」と自らにレッテルを貼ってしまうと切迫感がにじみ出てしまい、女性に「重いな」と敬遠されてしまうことになる。若者のように「ダメだったら他の女性もたくさんいるし」と肩の力を抜くことは、幾つになっても大切なのだ。

 歳を取るにつれ、世の中は自分に対して「落ち着き」を求めているようにも感じてしまう。ただし、落ち着くこととは決して恋心を我慢することではないだろう。むしろ、幾つになっても自信を持って女性と向き合い成熟を重ねることによって生まれるものが、本当の「大人の落ち着き」であるようにも感じる。

文=K(稲)