「セックス回数は何歳から減る?」「中高年は何回自慰をする?」統計で明らかになる“性”の高齢化

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更新日:2020/7/2

『セックスレス時代の中高年「性」白書』(日本性科学会セクシュアリティ研究会:編/harunosora)

「年老いた自分は何歳までセックスをしているのだろう?」…などと考えてみたりすることはないだろうか。50代、60代、70代…と歳を重ねるにつれ性機能が低下していくことは想像できるし、もしかすると性欲がぱったりと湧かなくなる時がくるかもしれない。

 世の中高年が「どのくらいセックスしているのか」はあまり話題になりにくい。それゆえ、「50代でセックスを終えてしまった自分はおかしいのかな」と悩む人がいる傍らで、「70を過ぎてもセックスを要求してくる夫は異常なのではないか」と悩む人もいるのが現実だという。

『セックスレス時代の中高年「性」白書』(日本性科学会セクシュアリティ研究会:編/harunosora)によると、日本の夫婦のセックスの頻度は50代で目立って減少する。しかし、2~3割は70代でもセックスをしているのだという。そのうち数パーセントの夫婦は週1回以上の性交を持っているようなので、健康であれば高齢のセックスも可能であることがうかがえる。

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■セックスの回数は、何歳から減っていくのか?

 このデータを詳しく見てみると、40代で「この1年間全くセックスをしていない」と回答した人の割合は、男性で34%、女性は30%。「週に1回以上セックスする」と回答した人は、男女ともに11%となっている。

 それが50代になると、前者(セックスしていない)は男女ともに53%。後者(週1する)は男性5%、女性4%となる。このデータにより、中高年のセックスは40代から50代にかけて著しく減少するということを本書は示している。