「第4回 スプラトゥーン甲子園」の全記録を収めた公式ファンブック! あの熱き戦いの日々が蘇る

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更新日:2019/3/9

『スプラトゥーン甲子園2019 公式ファンブック』(週刊ファミ通編集部/発行:Gzブレイン 発売:KADOKAWA)

 2015年5月に任天堂のゲーム機「Wii U」の専用ソフトとして任天堂から発売された『スプラトゥーン』。本作は日本国内で150万本以上を売り上げ、2017年7月には続編の『スプラトゥーン2』が「Nintendo Switch」で発売。こちらも現在までに300万本以上の売り上げを記録する大ヒットとなった。これだけの人気であれば当然、腕自慢のプレイヤーが大勢ひしめいている。そんなプレイヤーたちが己の腕を全国のツワモノ相手に試すことのできる大会──それが「スプラトゥーン甲子園」だ。

「スプラトゥーン甲子園」は2016年に第1回大会が開催され、毎年熱い戦いが繰り広げられている。第4回となる本年度の大会は、地方大会が全国12ヶ所で行なわれるなど規模も過去最大。ゲーム発売から1年以上経過してプレイヤーたちの習熟度も上がり、今まで以上の激戦が展開された。その模様を余さず収録したのが『スプラトゥーン甲子園2019 公式ファンブック』(週刊ファミ通編集部/発行:Gzブレイン 発売:KADOKAWA)なのである。

 まず『スプラトゥーン』というゲームを簡単に説明しておくと、本作は「ブキ」を持ったキャラクターを操作してインクで地面を塗ったり敵を倒したりするアクションシューティングだ。今回の「第4回 スプラトゥーン甲子園」では『スプラトゥーン2』の「ナワバリバトル」というルールを使用。床により多くのインクを塗ったチームの勝利となる。地方大会を勝ち抜いた15チームとオンライン大会を制した1チームの計16チームが決勝に進み、頂点を目指して戦ったのだ。

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 本書では、地方大会から全国決勝大会の模様までを完全網羅。参加チームは「奥様」だけで構成されたチームや平均年齢が14歳くらいの少年チームなど、多士済々。もちろん過去の大会で好成績を残した強豪チームも多く参加しており、大会がヒートアップすることは確実の状況である。強豪を打ち倒し下克上を果たすチーム、残り5秒で逆転を許し涙を流すチーム……そんな選手たちの想いが地方大会レポートには凝縮されている。

 そして全国大会に進んだ選ばれし16チーム。中には前回大会の優勝チーム「GGBOYZ」の姿も。王者打倒を狙う各地の覇者たちと、迎え撃つディフェンディングチャンピオンの戦いという熱い構図がさらに大会を盛り上げてくれた。すべての大会レポートを読めば、大会参加者や観戦者は当時の情景が蘇って胸が熱くなること間違いなし!

 本書では他にも各種データや名言集、グッズ紹介などあらゆる情報がフォローされている。これで第4回大会を振り返ったなら、あとは前を向くだけ。次代の王者を目指して、己のブキを手に取るのだ!

文=木谷誠