メッシ、ネイマール…『ドラゴンボール』大好き海外サッカー選手とその共通点

マンガ

公開日:2019/3/11

『ドラゴンボール 完全版』(鳥山明/集英社)

 スペインの超名門サッカーチーム「バルセロナ」のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが、『ドラゴンボール』のキャップをつけていたことが世界的に話題となった。しかし、『ドラゴンボール』好きのサッカー選手は、メッシ以外にも数多くいるという。 事の発端は、現地時間2月23日に行われた試合の後、メッシがファンからのサインの要求に応えている場面が、ネット上で拡散されたことだった。この時、なんとメッシは『ドラゴンボール』の人気キャラ・ベジータがプリントされたキャップを被っていたのだ。実はメッシはそれ以前にも、ベジータの妻でヒロインのブルマのキャップを被っていたことが。メッシは主人公の孫悟空よりも、ライバルのベジータが好きなのかもしれない。

 メッシがベジータなら、ブラジル代表のFWネイマールは悟空だ。ネイマールは2016年に加工アプリで自身を金髪にさせ、激しく叫んでいるような画像を投稿していたことがある。これは紛れもなく“スーパーサイヤ人化”であり、ネイマールはこの画像に「GOKU」と添えていた。

 そしてメッシとネイマールが同時期に「バルセロナ」に在籍していた時、ネイマールはメッシとの2ショットをインスタグラムに投稿し、ポルトガル語で「フュージョン」を意味する言葉「FUSÃO」とつづっている。「フュージョン」とは、『ドラゴンボール』において2人の人物が融合する技だ。この投稿にネイマールは「#Saiyajin」(サイヤ人)とも添えていることから、『ドラゴンボール』の大好きっぷりが窺える。悟空とベジータで、ゴジータといったところだろう。「バルセロナ」の選手の中では他にも、ウルグアイ代表FWのスアレスが人造人間17号のキャップを、クロアチア代表MFのラキティッチが悟空のキャップを被っていたことがある。ラキティッチに関しては、笑顔で悟空のフィギュアを持っている姿をインスタグラムに投稿したことや、プレー中に髪の毛が逆立っている自身の写真とスーパーサイヤ人の悟空の写真を並べて投稿したことも。どうやらラキティッチも、ネイマールと同様にベジータではなく悟空派のようだ。このように海外のサッカー選手、特に南米出身の選手が『ドラゴンボール』を大好きなのは、数字にもはっきり表れている。

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 2018年12月14日に日本で公開された映画『ドラゴンボール超 ブロリー』が、南米を中心に海外で爆発的ヒットをしているのだ。メキシコ、ペルー、チリ、コロンビア、プエルトリコ、ドミニカ共和国、そしてメッシの母国アルゼンチンで、公開初週末ランキングで1位を獲得。ネイマールの母国・ブラジルでは、日本アニメ映画の歴代オープニング興収記録を更新している。

 現在、日本でプレーしている元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタは『キャプテン翼』好きを公言。日本の漫画・アニメは、偉大なサッカー選手たちから愛されているようだ。

文=桜木カキ