「ドラマ史上一番の鬱展開」「放送していいの?」救いようのない最終回に激震!『トレース~科捜研の男~』第11話【ネタバレあり】

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更新日:2019/3/19

『トレース 科捜研法医研究員の追想(ゼノンコミックス)』(古賀慶/徳間書店)

 3月18日に関ジャニ∞・錦戸亮主演の月9ドラマ『トレース~科捜研の男~』第11話・最終回が放送された。ついに物語の本筋である“武蔵野一家殺人事件”の真相が明らかになったのだが、視聴者からは「これは放送していいの?」「頭が混乱してる。今まで見たドラマで一番の鬱展開かもしれない」と衝撃の声が広がっている。

 ドラマの主人公は、25年前の“武蔵野一家殺人事件”で両親、兄、姉の家族4人を失った科捜研法医研究員の真野礼二(錦戸)。真野に好意を寄せる新人の研究員・沢口ノンナ(新木優子)や、理論派の真野とは全く逆で、長年の“刑事の勘”を頼りに事件を捜査する警視庁捜査一課のベテラン刑事・虎丸良平(船越英一郎)などとともに、難事件の真相を解明していく。

 これまでの話の中で、“武蔵野一家殺人事件”が起こった当時、真野の姉・仁美(夏子)が実は妊娠していたと発覚。そして、お腹の中にいた子供の父親が、事件の犯人であると突き止めた。

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 第11話では、真野の兄・義一の元クラス担任で、現在は真野の捜査の協力をしている高校教師・早川(萩原聖人)が、外部の人間は知りえない事件に関する情報を、ポロっと漏らす。不審に思った真野が、早川のDNAを鑑定したところ、仁美の子供の父親だと判明。また、早川が警視庁刑事部長の壇(千原ジュニア)とつながりがあることもわかった。

 真野が壇に問いただしたところ、壇は一切動揺することなく、事件に関する真相を語り始めた。事件のきっかけは、壇が偶然義一を見かけたこと。壇はふと、「あの笑顔を踏みにじってやりたい。苦痛にゆがむ顔が見てみたい」という衝動に駆られたと明かす。

 そこでまずは、義一の同級生を脅して、義一をイジメさせた。しかしほどなくして、義一は不登校になり、壇の“楽しみ”が減ることに。そんな中、仁美は壇に、義一と同じように早川をイジメてほしいと頼み込む。仁美は教師の早川と不倫していたが、子供ができた途端に捨てられたため、その復讐がしたいというのだ。仁美からすれば、壇は兄の義一をイジメていた黒幕なのだが、そんなことはどうでもいいという。

 そこで壇は仁美に手を貸し、不倫暴露を脅し文句に、今度は早川をイジメるように仕向けた。そして早川の精神がギリギリまで追い込まれたところで、壇は早川に仁美の殺害を教唆。早川は言われるがままに仁美を殺し、真野の両親も殺害。最後に壇は、義一に一家殺害の罪を着るよう遺書を書かせて始末したのだ。

 この救いようのない事件の真相に、ネット上では「死ぬほど胸糞悪かったけど1番好きなドラマだった」「ひたすらに気持ち悪いし鳥肌立ちっぱなしだった、でも釘付けにされた」「よくこれを月9で放送できたよね」「超絶サイコパスな事件でエグ過ぎた」など驚きの声が続出している。

 なお、原作である漫画『トレース 科捜研法医研究員の追想』(古賀慶/徳間書店)は、ドラマと結末が違うという。漫画はまだ完結していないが、どんな展開になるのかこちらも注目だ。