気になるあの子を確実にデートに誘うためにすべきこと――人の心を操る「裏心理術」とは

暮らし

公開日:2019/4/7

『たった一言で誰もがあなたを信頼する 心に入り込む裏心理術事典』(西島秀穂/総合法令出版)

「言いなりになってしまった」
「強く言えばよかった」
「なんでフラれたんだ」

 人間関係に悔しさはつきまとう。しかし、『たった一言で誰もがあなたを信頼する 心に入り込む裏心理術事典』(西島秀穂/総合法令出版)を読めば、そんなモヤモヤを減らすことができるかもしれない。

 ヤクザ、詐欺師、ナンパ師といった人々が裏社会で使っている強烈な心理テクニックを、心理研究家の西島秀穂さんがまとめた本書。それらのエッセンスは、私たちの身近な生活の中で活かすことができるという。

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 悔しい思いをしたことのあるあなたに、本書に掲載されている“裏”テクニックを紹介しよう。

■自分を演出する裏心理術「打ち合わせ中にわざと携帯電話を鳴らせ!」

 ビジネスでもプライベートでも、まず意識したいのが「自分をどう見せるか」だ。人々は無意識のうちに、相手が友好的かどうか、有能かどうか、といった情報をキャッチしている。

 有能だと感じてもらうために今日から気軽にできるテクニックが、打ち合わせ中に携帯電話を鳴らすこと。忙しそうにしている姿を見た相手に「この人はできる人だ」と感じさせることができ、仕事を円滑に進められるという。

■相手の心をつかむ裏心理術「関係が浅いうちに褒めよ!」

 頼みごとや商談をしたいとき、いきなり本題に入っても成功する確率は低くなるだろう。「お互いの心の壁を壊した上で自分の意見を通すという順番」の大切さを本書は説く。

 褒めることはいつの時代も有効な手段だ。コツは、馴染みが薄いうちに褒め言葉を伝えること。古くからの親しい知人に褒められるよりも、知り合ったばかりの方が心に響きやすいことを「アロンソンの不貞の法則」は説明している。「不貞」とはまさしく“裏”のテクニックだが、日々の暮らしで応用できる場面は多そうだ。

■恋愛を成就させる裏心理術「デートの誘いは具体的に描写して話せ!」

 好きな人の気持ちを推し量りたい、好意を持ってもらいたい、といった恋愛の場面でも裏心理術は活用することができる。

 デートに誘うときには、相手の想像力を借りることが有効だ。「〇〇に行こうよ」と伝えるだけでなく、「照明がおしゃれなお店で、アツアツのタンシチューがおいしいんだ」と具体的に描写すると、相手は誘いに乗りやすい、とのこと。

 このような日常に取り入れやすい心理テクニックが、本書ではなんと459個も紹介されている。ビジネスでもプライベートでも、さまざまな場面で裏心理術を活用していってほしい。

 ただし、……くれぐれも悪用はしないように!

文=えんどうこうた