夫婦間・職場でのモラハラがなくなる本。「感情」を見せると相手にコントロールされる!

暮らし

2019/4/6

『離れたくても離れられないあの人からの「攻撃」がなくなる本』(Joe/SBクリエイティブ)

 理不尽な攻撃をしてくる人に対して、あなたはこういう傾向を持っていないだろうか?

・相手に「理解されたい」と思っている
・相手に「感情をもって」訴えかけている

 実はこれらの行動は「相手の思うツボ」なのである。なぜなら、あらゆる「攻撃」というものには「理由」が存在しているからだ。

『離れたくても離れられないあの人からの「攻撃」がなくなる本』(Joe/SBクリエイティブ)は、やっかいな相手からの攻撃が「なくなる」方法を記した興味深い1冊だ。実は、相手がいつもあなたを攻撃してくるのにはワケがある。それはあなたのことを「弱い」と思っているから。つまり、あなたの反論が怖くないのだ。

 相手はあなたを攻撃するとき、あなたの「有害性」まででっちあげてくる。あなたの人格を否定したり、「お前のここがダメなんだ」と罵ったりする。それに対して「ああ、自分はダメなんだ」と罪悪感を持ち、しょんぼりした姿を見せていては逆効果。それを見た相手はあなたの「弱さ」をさらに手にし、またコントロールをしかける。むしろあなたが「自分も人間だから悪いところがあって当然」と心の中で「悪人」になってみることが重要だ。

 まず、相手は「話せばわかる」人間ではないと覚えよう。あなたが媚びるほど、それにつけこみ攻撃は強くなる。「相手に理解されたい」という気持ちは手放してしまうこと。次に、あなたが「感情」にまかせてものを言ってしまうと、失敗する。号泣、落胆…あなたの「限界値」がわかると、相手はあなたを完全に理解できてしまう。理解できると、コントロールができてしまう。喋り倒して抵抗しても、それでナメられてしまうかもしれないのだ。ちなみに相手の前で「爆笑」することも、あなたの「限界値」を明かすことになってしまうから注意が必要だ。

 実は、相手には「攻撃できない人物像」というものがある。それは「何を考えているかわからない人物」だ。「なんとなく怖い」と感じる人には乱暴なことが言えない。実態がつかめないとコントロールができないのだ。

 あなたがやるべきは相手への「反応」を減らすこと、そして「本当の自分」は見せないこと。そのためのキーワードは「心底冷める」「穏やか」「感情の起伏がない」の3つだ。相手に無関心だが、どこか穏やかで、その場に合わせて微笑んだり最低限の対応はする。身近な相手に一切対応しないということは難しいだろうから、「無関心」よりは「心底冷めている」というイメージでいるほうがしっくりくるだろう。

 相手に具体的に見せる表情としては以下のとおりだ。

・爆笑…なし
・歯が見える笑顔…原則的になし
・歯が見えない微笑み…あり(笑う時は原則的にこの表情)
・「いい天気だな」という程度の穏やかな表情…あり(これを基本の表情とする)
・真顔(無表情)…原則的になし(反撃と見なされる)

 口癖は「ああ…」など、なんだか要領を得ない短い返事にしよう。大事なのは、急にそれらの態度に全て変えようとしないこと。「反撃してきたからいじめよう」と思わせないために、できるだけ少しずつ態度を変えよう。「敵対的ではないけれど底知れぬ強さを持つ人」になることで、相手の攻撃が止むという。注意したいのは、相手がおとなしくなっても、あなたの態度をもとに戻さないことだ。そうすることで相手の攻撃の「再発」を防げる。

 理不尽な攻撃に正面から刃向かうのは逆効果かもしれない。それよりも「放つ雰囲気でなめられない」人になろう。そのためにも、使える手段を本書からどんどん取り入れてほしい。そして学んだことをぜひ、あなたのように困っている人にも伝えてほしい。

文=ジョセート