『あさイチ』で話題のスーパー主婦! 部屋も心も整う、3つの“井田式時間術“【やってみた】

暮らし

更新日:2019/4/7

『心と住まいが整う「家事時間」』(井田典子/マガジンハウス)

 仕事をしていると、1日1日時間が経つのが本当に早い。それだけ充実した社会人時間を過ごせているのかもしれませんが、一方で家の中に目を向けてみると、その分犠牲になったところが数えきれないくらいあります。なにもすべてを完璧にすることはないと思いますが、とはいえ、快適に生活するためには最低限のことはやはりしておきたいですよね。そんなときには『心と住まいが整う「家事時間」』(井田典子/マガジンハウス)はいかがでしょう。日々の生活の中での上手な“家事時間”の作り方・過ごし方が丁寧に紹介されているので、いつも時間がない、忙しいから家事はできないと嘆いている人でもきっと上手な時間の作り方を見つけられるはずです。そこで、本書の中から3つの家事時間の作り方を実際に試してみました。

1、<少ない手間でスッキリをキープ>水回りは使ったあとに「ついで掃除」(P.62))

 気持ちよく生活するために欠かせない家事の1つが「掃除」です。特に洗面所やトイレ、お風呂といった水回りは、掃除をさぼるとさぼった分だけ汚れがたまってキレイな状態に戻すのが難しくなります。そうならないためにも、水回りは「使ったらついでに掃除する」というのが鉄則。使ってから掃除するまでを1セットとして考えるようにすれば、わざわざ掃除タイムを作らないといけないという感覚はなくなるはずです。これには、すぐそばに掃除道具がある状態にしておくことが重要に。

 例えば、お風呂の場合、最後に入った人がスクイジーで壁や床の水分をさっとこすることで、しっかり乾いてカビ知らずに。風呂場に生えた黒カビ掃除は相当大変ですが、毎晩2分頑張るだけでそんな黒カビの心配もなくなり、いつでもキレイなお風呂場をキープすることができます。ほかの水回りでも、使ったらシートで拭くなどついで掃除をする習慣をつければ、汚れも簡単にとれ、今まで感じていた苦痛もなくなりました。

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2、<暮らしを複雑にしない>収納グッズは、あるモノで何とかなる(P.84)

 片づけでもっとも大切なのは「枠を決める」こと。枠が決まっていればそこから出し入れするだけなので、探す必要もなく、無駄な時間を使うこともありません。ただ、枠を決める際にどうしても見栄えから入り、このスペースに収めるための収納グッズを探して買わなければと、余計な時間とお金をかけようとしがちです。でも、実は家にある代用できるものを使えばそれで十分対応できるんです。

 例えば、何も仕切りがない冷蔵庫の野菜室は、いろいろな野菜でごちゃごちゃしがちですよね。そんなときは、ペットボトルを適当なサイズに切るだけで、細長い野菜を収納できるボックスに変身しました。これを野菜室に入れれば、透明なので入っている野菜も一目瞭然ですし、何より区切られていることでほかの野菜とごちゃまぜになる心配もなく、簡単に取り出すことができました。野菜に合わせてサイズも変えられるので、どんな収納ボックスよりもはるかに順応性が高く、時短につながる&お金もかからない超優秀ボックスです。

3、<生活を“見える化”する>どこにいても、時計が見える家(P.94)

 <生活を“見える化”する>どこにいても、時計が見える家(P.94)

充実した家事時間=充実した1日に

 忙しいときほど、いやな家事を後回しにして結局できなかったというパターンってよくありますよね。それで終わらなかったことでモヤモヤした気分のまま1日が終わる…。この負のスパイラルをいつも反省していたのですが、どうやってうまく家事を回せばいいのかわからず困っていました。

 でも、今回上手に家事時間を作るためのヒントを学び、実践したことで「できた」という達成感が感じられ、その日は充実した時間を過ごせたような気がします。なかなか毎日続けることは難しいかもしれないけれど、家事時間をうまく作ることで1日でも多く充実した日が増えていくといいですね。

文=JUNKO