お金に苦労する人の行動と思考とは?ふつうの人がお金持ちになるための方法

ビジネス

2019/4/17

 お金持ちの人と、お金に苦労する人の行動と思考は、どう違うのか――そんな疑問にこたえるべく、12万部を突破したベストセラー『お金持ちが肝に銘じているちょっとした習慣』の著者・菅原圭が、今度は『ふつうの人がお金持ちになるたった1つの方法』(河出書房新社)を刊行した。

 菅原がお金持ちになった人たちに共通する「行動」や「思考」を徹底分析した結果、お金持ちになる人は生きていく中で、いつも「お金持ちになる方向」を選んでいるという。本書では、お金の考え方、仕事の仕方、時間の扱い方など、さまざまなシーンですぐに取り入れられるメソッドを紹介しながら、お金持ちとお金に苦労する人との違いを紹介している。

お金持ちは「時間」という資源をとことん使いつくす!

 お金持ちの人とそうでない人の間には、才能や努力よりも、日常的に繰り返している行動に大きな差がある。本書では時間を「資源」として捉え、とことん使いこなしているお金持ちの人たちの行動を紹介している。たとえば、お金持ちには圧倒的に朝型人間が多い。年収の高い人、役員クラスや部長クラスの人になるにつれて、朝型の比率は高くなるという。どうして早起きすることがお金持ちにつながるのか。

 それは、「朝型人間は仕事ができる→出世している→お金持ちになる」からだ。早起きすることで始業時間には準備完了し、エンジンが温まっているため、フルスロットルで仕事にとりかかることができる。さらに、集中力が高い朝は仕事の効率がアップするので、朝の1時間で夜の3時間分の仕事ができるという。超・朝型にかえることがお金持ちにつながるのだ。

 朝型になる以外にも、「人と会う約束をしたら目的地に30分以上早く着く」「欲しい物が高価なときは思いきって買い、それにふさわしい自分になる」といった、さまざまなシーンでお金持ちがどのように選択し、行動してきたかという実践例がいくつも紹介されている。

「お金持ちになる!」と決めよう。すべてはそこから始まるのだ。

 米フォーブス誌が2018年に発表したお金持ちランキングを見ると、アマゾンの創始者でCEO(最高責任者)のジェフ・ベゾス、フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ、ソフトバンクの孫正義など、裕福な家の出身ではなく、自らビジネスを起こし成功した人たちがほとんどだ。彼らは最初からお金持ちではなく「ふつうの人」だったのである。

 日本ではおおっぴらにお金の話をすることをタブー視する風潮がある。お金が欲しいと思っていても、それはがめつくて下品な感じがして、なかなか話さない人も少なくない。しかしそれではお金は集まってこない。お金持ちになるには、まず「お金が欲しい」「お金持ちになりたい」と素直に思うことだと菅原は言う。

 お金持ちに共通する「行動」や「思考」を、知っているか知らないか、そしてやるかやらないかで人生は大きく変わっていくだろう。お金を増やすだけでなく、仕事や人付き合いも上手く進めていくうえでも、本書は心強い味方になるはずだ。

文=なつめ