『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』を読んで、やさしく漂わせてくれる海を知る

文芸・カルチャー

2019/5/17

『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』(江國香織/集英社)  小説は、ときに私たちの夜をゆったりとほぐしてくれる。  日中に歩く街の喧騒、次から次へと届くメール、謝りたくないけど謝る時間……そんなふだんの自分や騒がしさを、小説を読むあいだだけは、忘れられる。 「泳ぐのに、安全でも適切でもありません。 私たちみんなの... 続きを読む