家族ってなんだ? 家族のきしみをとらえた9つのイヤミス物語

小説・エッセイ

2019/5/30

『夫の骨』(矢樹純/祥伝社)  久しぶりに後味の悪い小説を読んだ。少し前から「イヤミス」というジャンルの小説が人気らしい。イヤミスとは普段は表に出てくることのない人の心の奥に潜む心理を描写し、見たくないと思いながらもついつい読み進めてしまう、後味の悪いミステリー小説のことだ。  私にとって小説とは現実を忘れてその世界... 続きを読む