レシピを見なくてもできあがり! “失敗知らずな洋食の作り方”教えちゃいます

食・料理

2019/5/31

『ふだんの洋食 レシピを見ないで作れるようになりましょう。』(有元葉子/SBクリエイティブ)

 ハンバーグやグラタン、ビーフシチューといった洋食は小さなお子さんにも喜ばれるため、特別な日を祝いたいとき食卓に並びやすいもの。しかし、洋食は和食よりも作るのが大変そうに思えてしまうことも…。

 例えば、ハンバーグひとつとってみても、「どうしてお肉がパサパサになってしまうんだろう…」と悩んだ経験がある方は少なくないはず。グラタンにいたってはホワイトソースにダマができやすく、結局レトルトに頼るようになってしまった人もいるのでは?

 しかし、洋食の作り方を文章で紹介している“読む”料理本『ふだんの洋食 レシピを見ないで作れるようになりましょう。』(有元葉子/SBクリエイティブ)を手に取れば、お店で食べるよりもおいしい洋食が簡単に作れるようになります。

 実は有元さん自身も、かつては洋食作りの難しさに頭を悩ませたひとり。どうしたらもっとおいしくできるのだろう…と考えた末にたどり着いた答えは“作り方の流れをつかむこと”。有元さんが勧める“洋食の作り方”には目から鱗のコツがたくさんちりばめられています。

■ハンバーグはオーブンで焼けばパサつかない!

「レシピを見ないで作れるようになりましょう」と訴える有元さんは3つのポイントを意識した洋食作りを勧めています。
(1)料理の「作り方の流れ」をつかむ
(2)ゆっくりじっくり火を通す
(3)フライパン・オーブンを使いこなす

 失敗知らずな洋食を作るにはまず「作り方の流れ」を頭に入れ、持っている道具を使いこなすことが大切になります。

 例えば、家でハンバーグを作るときはフライパンで蒸し焼きにしている方が多いはず。しかし、オーブンで焼くようにすると、ひき肉がパサつかなくなるのだそう。

 オーブンはフライパンと違い、360度全面から熱が入り、焼いている途中に肉汁や水分が外に出ないため、ジューシーな仕上がりになるのです。そして、オーブンで焼けば玉ねぎも生のまま入れられるので、時短に。

 本書には約15分で完成させられる有元さんのハンバーグの作り方も詳しく記されているので、ぜひ肉の旨味を堪能できるハンバーグ作りにチャレンジしてください。

■量らなくてもおいしいおやつはできる!

 本書には洋食だけでなく、サッと完成させられるおやつの作り方も収録されています。

 おいしいおやつを作るには量りや計量スプーンなどを用意し、材料を細かく量らなければいけないと思っている方も多いはず。しかし、有元さんが教えるおやつは計量せず、レシピを見なくても作れるのが特徴。来客前や食事の用意をしながらでも完成させられるのです。

 中でもおすすめなのが、硬くなってしまったパンを活かして作る「フレンチトースト」。

 作り方は、いたってシンプル。硬くなったバゲットやドゥミパリジャン(少し太めのバゲット)を5センチほどの輪切りにしてバットに並べたら、そこに牛乳やグラニュー糖を混ぜた卵液を注いで一晩、冷蔵庫の中で寝かせるだけ。硬くなったパンはおもしろいほど卵液を吸い、リッチなデザートへと変身してくれます。

 十分に卵液を吸わせたら食べる直前にオーブンで焼き、好みに応じて生クリームや季節の果物、溶かしバターなどをたっぷりとかければ完成。とろけるような食感のフレンチトーストは子どものおやつになるだけでなく、自分へのごほうびにもしたくなります。

 本書は他にも、失敗知らずなクリームシチューや鍋ひとつでできるグラタンなど、難しく感じられやすい洋食をおいしく簡単に作るコツが多数収録。洋食を自分のものにできたら、毎日のご飯がより豊かで楽しくなるはずです。

文=古川諭香