一玉丸ごと買うとこんなにお得! キャベツが美味しく大量消費できるレシピ

暮らし

2019/6/9

『大量消費シリーズ4 キャベツ、大量消費!』(オレンジページ)

 生でも加熱して食べても美味しいキャベツ。1玉丸ごと買った方がおトクではあるものの、1人暮らしや2人暮らしだとなかなか消費できず結局腐らせてしまう…という人も多い。それにキャベツはかさばるため、小さい冷蔵庫を使っている場合、正直いってかなり邪魔なのが現実だ。買ってきたらできるだけ効率よく消費したい。

 先日、そんな悩みを解消してくれそうな、『大量消費シリーズ4 キャベツ、大量消費!』(オレンジページ)という本が発売された。本書はタイトル通り、キャベツを大量消費できる料理をぎゅっと集めたレシピ本。レシピ通りに作れば、一気に2分の1個以上消費できるらしい。これは、冷蔵庫の容量と日々格闘している者にはありがたい情報だ。筆者も、早速実際に作ってみた。

■「塩もみキャベツのメンチカツ」(本書18ページ)

(キャベツの消費量:1/2個)

 キャベツをたっぷり入れた「塩もみキャベツのメンチカツ」。合いびき肉、溶き卵、パン粉、塩コショウをボウルに入れて粘りが出るまで練り混ぜ、千切りにして塩もみしたキャベツを加えてさらに混ぜる。あとは小判型に形成し、小麦粉、溶き卵、パン粉の順につけて揚げ焼きすれば完成。

 キャベツがたっぷり入っていることでしっとりジューシーに仕上がり、ほおばると肉のうまみとキャベツの甘味が口いっぱいに広がる。また、キャベツでかさ増ししている分肉の量が減るため、揚げ物なのに重すぎず胃にやさしいのもうれしいポイント。からしがとてもよく合うので、ぜひ添えて食べてほしい一品。

■「ゆでキャベツと豚しゃぶのポン酢マリネ」(本書28ページ)

(キャベツの消費量:1/2個)

 2品目は、刻み生姜が爽やかな「ゆでキャベツと豚しゃぶのポン酢マリネ」。大きめのボウルに生姜のみじん切り、ポン酢醤油、白すりごまを入れて混ぜておく。鍋にお湯を沸騰させて塩とごま油を入れ、食べやすく切ったキャベツ、豆苗、にんじんを茹でて水気を切る。そのお湯に酒を大さじ2加えて豚肉も茹で、水気を切る。作っておいたマリネ液に野菜と肉を入れて和え、5分ほどなじませれば完成。

 生姜とポン酢の爽やかさにごまの香ばしさが加わり、野菜や肉の美味しさが引き立つ絶品マリネに仕上がった。いろいろな食感の食材が合わさっているので、歯触りも楽しい。野菜は加熱しすぎないよう、さっと程よく茹でるのがコツ。

■「キャベツと肉だんごのピリ辛みそ煮」(本書44~45ページ)

(キャベツの消費量:1/2個)

 最後は、ピリ辛味がクセになる「キャベツと肉だんごのピリ辛みそ煮」。深めのフライパンに切ったキャベツ、しめじ、豚ひき肉と塩コショウと酒を混ぜ団子状にしたものを入れ、生姜のすりおろし、みりん、みそ、醤油、豆板醤を混ぜたピリ辛みそだれを回し入れる。ふたをして中火で6~7分煮て、大きく混ぜて煮汁ごと器に盛れば完成。

 材料をフライパンに並べて蒸し焼きにするだけなのに、キャベツの水分でちゃんと「煮物」になる。水をまったく使っていないとは思えない水分量だ。生姜と豆板醤の効いたみそ味のスープとキャベツの甘みは相性抜群! あっという間に完食してしまった。

 どの料理も、ただキャベツがたくさん消費できるというだけではなく、甘みや食感などキャベツそのものの魅力を最大限活用しており、ふんだんに使っているからこその味わいに仕上がるのが頼もしい。本書には、まだまだ気になるレシピがもりだくさんだ。この本があれば、「今日はキャベツ安い! …でも食べきれないしなぁ」と悩むことがなくなりそうだ。 ボリュームのあったキャベツが加熱や塩もみでまとまっていく様子は、見ていても楽しい。本書でこの便利さ、楽しさを味わってほしい。

調理、文=きこなび(月乃雫)