【ゼロカロリー志向】あの飲み物、そのお菓子の添加物…本当に大丈夫?

暮らし

2019/6/26

『買ってはいけない飲み物・お菓子 買ってもいい飲み物・お菓子(だいわ文庫)』(渡辺雄二/大和書房)
『買ってはいけない飲み物・お菓子 買ってもいい飲み物・お菓子(だいわ文庫)』(渡辺雄二/大和書房)

 本当は甘いものが大好きだけれど、カロリーが気になって食べられない…。ダイエットに挑戦中だったり、体重維持に努めていたりする人は、あらゆるところで目に入るアマイ誘いに惑わされまいと、自己を強く保っている。そんなストイックな人たちにとって、ゼロカロリーの合成甘味料は、一定の救いになる。

 ゼロカロリーの合成甘味料には、スクラロースやアセスルファムKなどがある。ダイエット志向熱の高まりで、これらはさまざまな飲み物やお菓子などに使われているが、『買ってはいけない飲み物・お菓子 買ってもいい飲み物・お菓子(だいわ文庫)』(渡辺雄二/大和書房)はこの状況に警鐘を鳴らす。

 本書によると、スクラロースやアセスルファムKは確かにゼロカロリーだが、それは砂糖などとは違い、体内に摂取されても消化酵素によって分解されず、エネルギーに変換されないから。

つまり、体にとってはまったく役に立たない、不必要な物質なのです。

 とはいえ、甘みを楽しむことができてゼロカロリーであれば、要求された役割は果たしており、すぐれた物質であるように見える。

 しかし、甘い言葉には裏があるもの。本書は、こういったゼロカロリー合成甘味料は、体内で分解されず血液中に入って全身を巡り、最大で1週間ほど留まるものもある。そして、留まっている間、肝臓や腎臓などの機能を低下させたり、遺伝子を傷つけて、がんの引き金になるなどの可能性がある、としている。人体汚染を起こすのだ。

 本書によると、合成甘味料を含むさまざまな食品添加物は、多くの食品に使われているが、添加物の中には安全性の不確かなものが数多くあると指摘している。添加物の安全性は確認された後、食品に使われていると私たちは思い込んでいるが、実際のところは動物実験でその影響が調べられているだけであって、人間にどのような影響を及ぼすかはよくわかっていないという。

今まさに私たちの体で「人体実験」が進行しているような状況なのです。

「買ってはいけないシリーズ」の最新版である本書は、具体的な飲み物やお菓子を挙げて、「買ってもいい」のか、「買ってはいけないと買ってもいいの中間」なのか、「買ってもいい」のかについて、それらの理由とともに示している。

 本書で食品リテラシーを身につけることで、10年後の健康に差がつくかもしれない。

文=ルートつつみ