スマホ老眼が若い世代に増殖中! 眼科専門医がすすめる目にいい食事

健康・美容

2019/7/13

『眼科医がすすめる 目の不調を感じたら毎日食べたい料理』(平松類/KADOKAWA)

 PCやスマホの画面を見続けていると、目が疲れたと感じるのはよくあること。でも放っておくのは危険。それが老眼を早めるかもしれない――。

『眼科医がすすめる 目の不調を感じたら毎日食べたい料理』(KADOKAWA)を監修している、眼科専門医で医学博士の平松 類先生は、「最近はデジタル機器の長時間使用で、若くても<スマホ老眼>になる方が増えているようです。若くても目を酷使しないこと、そして目にいい栄養素を含む食材を積極的にとることは有効」と解説します。

食事で目の不調は改善できる

「目が疲れる、頭が重い」などのドライアイの症状を抱えた女性がいたという。平松先生は青背の魚を中心に、体にいい油脂を取り入れた食生活に切り替えるようアドバイス。実践をしたところ、不調が改善。イライラもなくなり、仕事もプライベートも楽に過ごせるようになったそう。

目にいい栄養素を食事に取り入れよう

 平松先生が目にいい栄養としてすすめるのは、「ルテイン」「β‐カロテン」「アスタキサンチン」そして「DHA・EPA」。

「ルテイン」はカロテノイドの一種で、強い抗酸化作用で目の老化を防ぐ。にんじんやほうれん草などの緑黄色野菜や、卵黄やとうもろこしの黄色い色素に含まれている。

「アスタキサンチン」もカロテノイド。えびやかに、たこや鮭などの魚介類の赤い色素。目の血流をよくして疲労回復効果が期待できる。

「β‐カロテン」は強い抗酸化作用があるほか、体内でビタミンAに変わり、目の粘膜を正常に保つ。「DHA・EPA」は青背の魚に多く含まれる不飽和脂肪酸。血栓を溶かして血流をよくし、目に必要な栄養素を目に届ける。また、皮膚のない目を守る涙の質もよくする。

1日に必要なルテインは、ほうれん草2株!

 この中でも、「ルテイン」が平松先生のいちばん推し。ほうれん草に特に多く含まれ、1日に必要なルテイン10㎎は、ほうれん草2株(小鉢1つほど)でとれるそう。

 ほうれん草を手軽に、しかも簡単に食べられる、平松先生がすすめるレシピを本書より紹介する。「ほうれん草とさば缶のごまカレー」は、冷凍ほうれん草やさば缶を使って、電子レンジで簡単に作れる1品。

「このカレーにアスタキサンチンを含む桜えびをトッピングしたサラダなどを添えると、より効果的です」と、平松先生。

ほうれん草とさば缶のごまカレー

材料(2人分)
冷凍ほうれん草100g さば水煮缶1缶(約190g) 玉ねぎの薄切り1/4個分 おろししょうが1かけ分 合わせ調味料(白練りごま大さじ2 カレー粉小さじ2 ウスターソース小さじ1 塩、こしょう各少々 水3/4カップ)温かいご飯茶碗2杯分

作り方
1.耐熱ボウルにさばを缶汁ごと入れ、大きめにほぐす。冷凍ほうれん草、玉ねぎ、しょうがをのせ、合わせ調味料を加える。
2.ラップをぴったりとかけてから、ボウルの端を少しあけ、電子レンジで約7分加熱する。
3.ラップをはずし、さばがくずれないよう全体を軽く混ぜ、ご飯とともに器に盛る。

(1人分524kcal、塩分1.9g/調理=伊藤晶子)

※電子レンジを使う場合は600Wのものを基準としています。500Wなら1.2倍、700Wなら0.8倍の時間で加熱してください。また機種によって差がありますので、様子をみながら加熱してください。

『眼科医がすすめる 目の不調を感じたら毎日食べたい料理』(監修:平松類/KADOKAWA)では、目にいい栄養素を含む食材を季節ごとに紹介するほか、季節を問わずに1年中手に入りやすい食材、そしてそれらの食材で作るおいしいレシピを収録している。

 目の不調を感じていない人も、いつもの食事に取り入れることで、目の老化を遅らせることができそう。