ノート一冊で魔法のように人生が変わる! 今話題の「手放しノート術」とは?

暮らし

2019/7/22

『ミラクルが起きる!「手放し」ノート術』(サユラ/すばる舎)

 ネガティブな感情を持ったり口にしたりすると良くないことが起こるといった内容の自己啓発本は実に多く、内心はそう思っていないのに無理してポジティブ思考を持たなくてはと思っている人は多いだろう。しかし、本書『ミラクルが起きる!「手放し」ノート術』(サユラ/すばる舎)では、ネガティブな感情を無視してはいけないと説いている。ただし、やみくもに口に出すとトラブルの元になるので、それらの感情を「ノートに書き出す」ことをすすめているのだ。

 石川県で予約殺到のスピリチュアルカウンセラーとして活動するサユラさんは、自身も手放しノートで人生が大きく変わったという。かつて、二人目の夫がサラ金で借金をし、離婚したものの彼女は借金の返済に追われる毎日だった。まだ保育園に通う娘を抱えながら、昼間は保険の外交員、夜はスナック、週末はアルバイトと働きづめの毎日なのに、お金がどんどんなくなっていくという辛い生活を送っていたそうだ。そんな彼女がノートに書き出すことで人生が好転していくことに気づき、3度目の結婚や占い師へのキャリアチェンジ、新居、ハワイの別荘、月商1000万円(1カ月20日間の稼働)などを手に入れたという。

 いくら口で「○○になりますように」と願ったとしても、内心「どうせ私には無理」とそもそも諦めていたり、自己否定をしていたりすると願いは叶いにくいという。著者がおすすめする願いを実現させるための3つのステップは以下の通りだ。

(1)すべての感情を吐き出す

(2)他人基準を捨てて、自分基準になる

(3)神様への直通コールになる

 まずは不要な感情を手放し、他人の価値観に合わせるのではなく「自分がどうしたいのか」を考える必要がある。ノートにはネガティブな感情も臆さずに書き出し、自分の本当の気持ちと向き合うことがスタート地点だと著者はいう。

 では、実際にどのようなノートの書き方で夢を実現するのかを見ていこう。まずは、思っている願いをすべてノートに書き出すこと。この時のポイントは、「○○の願いが叶いました。神様、ありがとうございます」と、すでに願いが叶ったという前提で書くこと。書いていてなんだか気持ちがモヤモヤするときは、「なぜそう思うのか?」と感情をどんどん掘り下げていく。モヤモヤの原因を探り当てることで、願いごとが叶いやすくなるそうだ。願いごとを潜在意識に刷り込む方法として著者がすすめているのが、視覚に訴えること。たとえば、幸せな結婚を手に入れたいと願うのであれば、ノートに結婚をイメージさせる雑誌の切り抜きや写真などを貼ることも効果的だという。

 さらにポイントとなるのが、魂が震える感覚の願いごとを書くこと。現在月収40万円の人がいきなり月収2000万円になりたい!と願っても、現実とのギャップがありすぎて自分自身でピンとこないだろう。そんな状況では願いは叶いにくくなるようだ。そのため、これくらいなら叶うだろうというギリギリのラインで願いを設定することが必要になる。また、願いごとが叶ったら、神様に感謝してから次の願いを書くことも大切だ。まずは1日1行だけでも書いてみると、慣れるにつれて書きたいことがどんどん出てくるという。他にも、願いごとを書く際にはあえて期限を入れない、望みを限定しすぎない、小さな願いも全部書く、書いた後はすべて神様に委ねるなど、手放しノート術ならではのポイントが紹介されている。

 本書で興味深かったのが、頭では望んでいながら本心ではそう思っていないというケース。起業したいといいながら、心の奥底では今の会社の安定した環境から離れたくないと思っていると、願いは叶わないというのだ。手放しノート術では、自分の不安な感情と向き合い掘り下げていくことで、本当の望みが発見できるというメリットもある。一冊数百円のノートで人生を理想のものに変えることができるなら、ぜひ試してみる価値はあるだろう。

文=トキタリコ