女医が教える「やってはいけない美容法」。 コワイ結果を招く残念な美容習慣とは?

健康・美容

2019/7/26

『女医が教える、やってはいけない美容法33 実は老化を加速!』(慶田朋子/小学館)

 少しでもキレイになりたい…。その一心で、巷に溢れる美容情報を積極的に実践している女性は多い。特に、人目に触れ、年齢を感じさせやすい「肌」は念入りにケアしたくなる。素肌の美しさは年齢を重ねるごとに重要視され、内面の自信にもつながるため、雑誌やウェブ記事などで紹介されていた美肌ケアを実践しているという方もいるだろう。

 だが、そうした情報の中には「間違ったお手入れ法」や「無意味な美容習慣」が真実であるかのように記されているケースも少なくない。『女医が教える、やってはいけない美容法33 実は老化を加速!』(慶田朋子/小学館)は、キレイになりたいと願う女性たちの常識を180度変える美容本だ。

 現代女性は仕事や家事、育児と休む暇がないほど多忙。そんな中で時間や費用をなんとか捻出して美容に勤しんでいる。だからこそ、実践しているスキンケアが間違っていたり、無意味だったりしたら、これほどもったいないことはない。賢くキレイになりたい人は本書を手に取り、口コミや偽情報に惑わされない“正しい美容法”を覚えていこう。

■「オーガニックコスメ=よい」とは限らない!

 おしゃれ意識の高い女性は、日頃使うコスメ製品にも気を配っている。有機栽培された植物由来の成分を使ったオーガニックコスメのような自然派コスメを積極的に取り入れている方もいるはず。天然素材のコスメは、なんとなく肌に優しそうというイメージがあるのは私だけではないはずだ。

 しかし、実は天然成分に近いほど、植物由来のさまざまなエキスが濃く含まれている。そのため、肌の弱い人が使うと肌トラブルが引き起こされる危険性があるという。

 例えば、オーガニックコスメは、メーカー基準に従って化学成分はできる限り排除されているため、開封してからの変質が早かったり、品質が不安定だったりすることで肌荒れが引き起こされてしまうことも…。そして、「オーガニックだから」という根拠による顕著な美肌効果はデータとして出ていないのが現状だ。

 天然素材のコスメは香りがよく、女子力もぐんと磨かれていくような気持ちになるが、使用するときにはその成分が本当に自分の肌に合ったものなのかを考えたい。

■「顔ヨガ」が老化を招く!?

 化粧品だけでなく美容に関してよく話題となるのが、日頃あまり使わない顔の表情筋を鍛え、リフトアップを促すという「顔ヨガ」。目を見開いたり、口を大きく動かしたりする「顔ヨガ」は、なんだか効果が期待できそうな気がする。だが、本書いわく、顔の筋肉はむやみに鍛える必要はなく、むしろ緩めたほうが美しくいられることもあるのだという。

 顔つきが加齢に伴って変わり、表情が険しく見えてしまうのは、表情筋が大きくなり、硬く縮こまってしまうことが原因。年を重ねると、皮膚はハリを失うが筋肉は過緊張になるため、筋肉の影響が強く反映され、シワができやすくなるそうだ。

 こういった印象を解消すべく役立つとされる「ボトックス注射」には表情筋を緩める効果があるという。にもかかわらず、「顔ヨガ」は逆に筋肉を鍛えようとしている点が矛盾している。

 美意識が高い方は日常の中でさまざまな美容テクニックを実践しようと頑張っている。だが、キレイになりたいという一心で行っていることが残念ながら“おブスへの近道”になっていることもあるかもしれない。世の女子はこれを機に、偽の美容情報に惑わされないよう、正しい知識を身につけていこう。

文=古川諭香