この名言わかる? “Genius is 1 percent inspiration and 99 percent perspiration.”アノ天才の名言に学ぶ英語力

ビジネス

2019/8/16

『ポジティブになれる英語名言101(岩波ジュニア新書)』(小池直己、佐藤誠司/岩波書店)

「101」という数字には、不思議な力があるらしい。入門書に、この「101」という数字が付くのは、単にページ数の都合によるものではなく、「エンジェルナンバー」という考え方で意図的に入れられている可能性がある。数字の「1」は物事の始まりを表し、数字の「0」は数字のエネルギーを増長させる、という。つまり、「101」は何かを始めるのに強力な推進剤となる、ポジティブなパワーを秘めた数字らしいのだ。

 小学校では2020年度から英語が教科化する。子どもに限らず、グローバル化かオリンピックイヤーを目前とした影響か、英語を始めてみようと考える大人が増えている。

 英語を学ぶための本は多い。その中で、先述のエンジェルナンバーをもつ『ポジティブになれる英語名言101(岩波ジュニア新書)』(小池直己、佐藤誠司/岩波書店)を開いてみた。本書は、英語の名言やことわざを通じて、英語力を養う1冊。アドラー、アリストテレス、エディソン、リンカーンなど偉人たちの言葉から、基礎的な文法を学び、慣用表現やイディオムを身につけるとともに、名言やことわざからポジティブなメッセージを吸収できる。

 大人は数字を好む。数字には、客観性と説得力があるからだ。記憶にも残りやすい。名言やことわざも然りだ。

 本書から、数字を含む名言、ことわざをいくつか紹介したい。

Genius is 1 percent inspiration and 99 percent perspiration.

 アメリカの発明家、トーマス・エディソンの有名な「天才とは、1%のひらめきと99%の努力である」の英文。名言やことわざは、韻を踏むことが少なくない。「perspiration」の意味は「汗」だが、これを「努力」と読ませている。汗に一般的な「sweat」でなく「perspiration」を使っている理由は、文中央の「inspiration」との韻を意識してのこと。

 トーマス・エディソンは、より大きな数字を使った別の名言も残している。

I have not failed. I’ve just found 10,000 ways that won’t work.

 訳すと「私は失敗したわけではない。1万通りのうまくいきそうにない方法を見つけたところだ」となる。エディソンの名言から努力、失敗、継続が重要であることを心に刻むことができる。

 アメリカの思想家、ラルフ・ワルド・エマーソンは、庶民と英雄の差が微々たるものとして、私たちを鼓舞している。

A hero is no braver than an ordinary man, but he is braver five minutes longer.

「英雄は一般人と比べて(特に)勇敢なわけでは決してないが、(一般人より)5分間勇気が長続きする」

 私たちも5分間、勇気を長続きさせるだけで英語の勉強に限らず何かを始められ、英雄に近づけるかもしれない。

 最後に、数多くの名演説で知られる元アメリカ合衆国大統領のエイブラハム・リンカーンの名言で、本記事を締めくくりたい。英語力を高めるためには、基礎力が重要だ。リンカーンは準備の大切さを説いた。

If I had six hours to chop down a tree, I’d spend the first four hours sharpening the axe.

「木を切り倒す時間が6時間あれば、私は最初の4時間を斧を研ぐのに費やすだろう」

 本書で、新しい世界への扉を開いてみてほしい。

文=ルートつつみ