45歳ぐーたら主婦が半年で-20kg! 「デブあるある」と決別できた勝因は?

健康・美容

2019/8/23

『45歳、ぐーたら主婦の私が 「デブあるある」をやめたら半年で20kgやせました!』(桃田ぶーこ/講談社)

 スリムなボディにはあこがれるけれど、お菓子や炭水化物が大好きでドカ食いやダラダラ食いがやめられない…。そんな食生活をなんとなく続けた結果、ダイエットを諦めてしまってはいないだろうか? そんな方に希望を与えてくれるのが、半年で20kgもの減量に成功した桃田ぶーこさんの著書『45歳、ぐーたら主婦の私が 「デブあるある」をやめたら半年で20kgやせました!』(講談社)だ。

 桃田さんも甘いものがやめられない体質で、体重は45歳のときに85kgに。「関取」という不名誉なあだ名で呼ばれることもあったが、ダイエットについては諦めていたそうだ。

 しかし、肥満によってそれまでに感じたことがない体の不調や動悸が現れたことを機に、「ゆる糖質制限ダイエット」で痩せることを決意。その結果、115cmあったウエストはなんと69cmになり、リバウンド知らずの体を手に入れることができた。

 本書には桃田さんが行った「ゆる糖質制限ダイエット」のポイントはもちろん、太っていた頃の残念な食生活についても詳しく記されているため、「ダイエットは明日から」という人も共感しやすい点は多そうだ。「痩せるのは無理」「痩せたいけど、辛いダイエットはしたくない」と諦めてしまっていた人こそ、桃田流の気張らないダイエットを参考にして理想のボディを手に入れてほしい。

■食べるのを我慢しなくてもいい「ゆる糖質制限ダイエット」

 巷にはさまざまなダイエット法が出回っている。ダイエットは食べるのを我慢してキツイ運動で脂肪を燃やすものだと思っている方も、多いはず。しかし、自称“筋金入りのデブプロ”だった桃田さんが成功した「ゆる糖質制限ダイエット」は、厳しい食事制限はなく、甘いものやご飯をきっぱりやめなくてもOK。痩せる方法ではなく、「太らない方法」を知り、リバウンドしない体を作るのが主眼だ。

「ゆる糖質制限ダイエット」をする中で、桃田さんが意識したのはたった5つの基本をしっかりと守ること。

 プラスαの2つは“できる範囲”で行えばよいため、ダイエット中でもプレッシャーやストレスを感じにくい。

「糖質」と聞くと、砂糖や砂糖が入った甘い食べものが思い浮かぶ。しかし、実は野菜やしょっぱいおせんべいにも糖質は含まれており、それらも肥満のもとになっている。

 私たちの体は糖質を摂取すると血糖値が上がる。それを下げるために膵臓からインスリンが分泌され、余った糖を脂肪に変えてしまうため、太ることにつながる。食品の三大栄養素といわれているタンパク質、糖質、脂質のうち、食後に血糖値を上げるのは糖質のみ。だからこそ、摂取する糖質を減らす「糖質制限ダイエット」は、効果が期待できるのだ。

 過去には糖質が多い食品をドカ食いしていたという桃田さんが、ストレスなく行いやすかった空腹感ゼロの糖質制限法や、意外な高糖質の食べものについても分かりやすく解説されているので、ダイエットだけでなく、健康な体を手に入れたいという人もぜひ参考にしてみてほしい。

■ダイエット成功のカギは“デブ脳”との付き合い方にあり!

「ゆる糖質制限ダイエット」を成功させるには、長年の食生活で作られてしまった“デブ脳”を変えていく必要がある。

 桃田さんもいざダイエットを始めてみると、朝食をしっかり食べたはずなのに過去に間食していた時間帯になると甘いものをすすめる“デブ脳”が何度か出現し、「何か食べたい!」という気持ちでいっぱいになったという。

 そんな自分の過去の思考回路を封じ込め“やせ脳”を作るため、桃田さんが行った“自己改革法”は、甘いものや間食をなかなかやめられないという人の胸に刺さり、希望となるだろう。

 ダイエットをするにあたって一番難しく、しかも大切なのは、“デブ脳”からの甘い誘惑に打ち勝つことだ。リアルな体験談とともに語られる“デブ脳撃退法”からは、他のダイエット本にはない“メンタル面の鍛え方”も学ぶことができる。

 おいしいものや好きなものを心ゆくまで食べられる生活はたしかに幸せだ。しかし、未来の自分の健康についてきちんと考え、労わってあげる食生活が今からできれば、体調や心にも大きな変化が現れるし、人生そのものが良い方向へ向かうだろう。

 もし現在、たったひとつしかないあなたの体が悲鳴を上げていることに気づかないフリをしているのなら、食の改善を通して“生まれ変わった自分”に出会ってみてはどうだろう。桃田さんの言葉やメソッドは、その第一歩をやさしく、そして強力に後押ししてくれるはずだ。

文=古川諭香