俺が恋したあの人は…なんとトンデモ“腐女子”でした！？

深海魚のごとく隠れ潜んでいたはずの“腐女子”が表世界に出るようになってから、果たして何年の月日が過ぎ去ったことだろうか。今では、このキラキラしたカワイイ少女漫画風の表紙に『腐女子』という名前が躍るような時代になってしまったのか…。

iPhoneを眺めながら、しみじみと時代の流れを感じる、ルナルーチェの葉菜とチリでお送りいたします。

【葉菜】私も腐女子の趣味を容認してくれるような彼氏が欲しい！ と世界の中心で叫びたい葉菜です、皆さんこんにちはー！

【チリ】この作品に出てくる大河くんを見る限り、なかなか厳しいと思うよ、葉菜ちゃん！

【葉菜】いーや！ それでも、大河くんレベルで容認してくれるなら構わない！ と叫びつつ、この作品のあらすじ紹介をば。主人公の大河は、貧困に喘ぐ大学生。いいバイトはないものか…と夢見ていたところで、バイト募集の紙が貼られた店を発見。そして、そこで働いている女性に一目惚れ！ 見事そのお店にバイトとして入ることになり、そこの女性…結子さんにアプローチをしていく。そしてある日、ここぞというタイミングで思いを告げると、彼女は「私、腐女子だけど…それでもいい？」と暴露してきて…！

【チリ】これって、ぺんたぶさんっていう男性のブログを基にした漫画なんだよね。ってことは、多少のフィクションがあるにしても、実話なわけで。この漫画からも、男性側の腐女子に対する困惑がびしばし伝わってくるわ～。

【葉菜】途中まではすごくイイ感じの恋愛少女漫画って感じで、これがリアルにあったことだなんて信じられない！ と叫びたいところでしたが…いやいや、なかなかどうして。同じ腐女子として、イイキャラしてると思いますよ、結子さん。大河と男友達の会話のやりとりを見た後、「浮気はいかんよ」なんて大河に言っちゃう暴走っぷりが素晴らしい！

【チリ】でもさ、そんな暴走してる結子さんに困惑したり呆れたりしつつも、それでも好きだから…って許してくれて、愛してくれる大河くん、素敵だと思わない？！ 原作のぺんたぶさんの感想が巻末に載ってるけど、きっとリアルの大河くんも素敵男子なんだろうなあ～。あああ、妄想がふくらむわー。うらやまし～い！

【葉菜】「好きな人が、腐女子なんですが…」そんな困惑を抱える男子にほどオススメしたい、この作品！ 腐女子の暴走っぷりを、男子視点で楽しく学んじゃって下さい！