キレる子、グズる子、怖がる子が3呼吸で笑顔に! 子育てがラクになる「呼吸セラピー絵本」が日本上陸

出産・子育て

2019/9/12

<左から>『おこりたくなったら やってみて!』『かなしくなったら やってみて!』『こわくなったら やってみて!』(オーレリー・シアン・ショウ・シーヌ:著、垣内磯子:訳/主婦の友社)

むやみに怒る、泣く、怖がる子……毎回なだめるのも限界!

 子供の「キレる」「グズる」「怖がる」、どう対処していますか? そのたびに叱ったり、なだめたり、受け流したり……正直、毎日体力と精神力が削られますよね。

 もし、そんなネガティブな感情を、子供自身に整えさせる方法があるとしたら? 実は、フランスではすでに、子供に自分自身で感情を上手に扱う方法を教えているそう。

 しかも3歳前後から、絵本を読み聞かせて教えるというから驚きです。

 その絵本が『ガストンのきぶんをととのえるえほん』シリーズ。ヨーロッパ各国で大きな話題になり、日本でもシリーズ3冊が同時刊行に。世界から注目が集まるその内容とは?

子供自身でイライラを手放せるようになるなんて!

 主人公のガストンはユニコーンの子供。早くお風呂に入りなさいというママにキレたり、友達とケンカして1日中グズったり、寝るときに部屋の電気を消されると怖がったり…。

 自分の感情がおさえきれくなりそうなとき、ガストンが試すのは「呼吸セラピー」。たった3回の簡単な呼吸法で、ネガティブな感情を追い出し、にっこり笑顔を取り戻すのです。

 この呼吸セラピーのポイントは、子供自身でそれぞれの感情を上手に扱えるようになるということ。自分の感情がどんな状態にあるかを把握し、気分を切り替える意識を持つことで、感情に振り回されることが少なくなる、というわけです。

かんしゃくさん、泣き虫さん、怖がりさん…子供のタイプ別にメソッドが

『おこりたくなったら やってみて』には、かんしゃくさん、『かなしくなったら やってみて』には、泣き虫さん、『こわくなったら やってみて』には、怖がりさんに向けた呼吸法が。

 いずれも3~4ステップの簡単なメソッド。子供のあるあるエピソード満載のストーリーを交えて読み聞かせることで、子供も抵抗なく受け入れられるよう工夫されています。

実際に子供に読み聞かせたママ・パパの声は……?

 実際、どんな効果があるのでしょうか?

「怒りたい気分がなくなってスッキリしたよ! お母さんもやったほうがいいよ! といわれて思わず苦笑」(6歳の女の子のママ)、「オレ、怖い雲をやっつけた! とケロッと笑顔に。コツをつかめば、気分を切り替えるのは大人よりも早いようです」(4歳の男の子のママ)と、子供の呑み込みが意外と早かったとの報告が。

 また、ママ・パパ自身も「子供が笑顔になってくれるので、私自身も笑顔で子供と向き合える」(5歳と4歳の男の子のママ)とポジティブな変化を実感している模様。

自分の機嫌を自分でとれる、コミュ力が高く生きやすい子に。子供自身も親も、生きるのがラクになる!

 教育機関でアンガーマネジメントや感情コントロール法を子供に教える取り組みも増える昨今。子供のうちから、いつでも気分をポジティブに切り替えられる方法を学ぶことは、子供自身にとって一生の財産になりえます。周囲と摩擦を起こしにくくなり、コミュニケーション力がつき、自ら「生きやすい子」に育つ…。もちろん親にとっても、大きなメリットです。絵本の読み聞かせで、「生きやすさ」を身につけさせられるなら、試さない手はないですね。