英語でしりとり! CarrotとOkuraの間に入る単語は? 英語の難問を英語で考える新感覚脳トレ

暮らし

2019/9/11

『魔法の英語脳トレ 1日15分18日で英語の達人に』(デイビッド・セイン/InteLingo)

 グローバル化や観光客の増加で、日本にいても英語を使う機会が増えている。しかし、学生時代に苦労して勉強した英語も、使う機会がないまま時が経ち、英語を使う場面でも簡単な表現すら思い出せないということもあるだろう。改めて勉強しようと思っても、学校の授業のような強制力がないと長続きしないことも。では、どうしたら英語の勉強を続けられるのだろうか?

『魔法の英語脳トレ 1日15分18日で英語の達人に』(デイビッド・セイン/InteLingo)では、ゲーム感覚でコツコツ続けられる「英語脳トレ」を紹介。英語の勉強法を解説した従来の書籍とは一線を画したユニークな内容だ。著者は、日本で長年にわたって英語指導を行い、その経験を活かして英語教材や書籍などの制作を手がけるデイビッド・セイン氏。あらゆる角度から脳を活性化するために、さまざまなタイプの「英語に関する問題」が盛り込まれている。なぞなぞやパズルの要素もあり、筆者もやってみたが、楽しみながらできるので、1日分のエクササイズはあっという間に終わり、負担に感じることはなかった。

■英語でしりとり

 文字通り、しりとりの英語版。前後の単語が示され、その間の空欄の単語を埋める形式だ。例題では、CarrotとOkuraの間に入る単語なので、Tで始まりOで終わる単語を見つける。ヒントとして「同じジャンルの単語」と記載されているので、野菜であることを考えると…正解はTomato。イラストが効果的に使われているので、単語を連想しやすくなっている。日本語ではなじみのあるしりとりも、英語でやったことがない方も多いと思うので、ぜひ試してみていただきたい。

■英語でなぞなぞ

 こちらは、なぞなぞの英語版。子どもの頃になぞなぞで遊んだ方も多いと思うが、英語になると雰囲気が変わっておもしろそうだ。柔軟な発想が必要になるエクササイズなので、苦戦することもあるかもしれない。

【問1】What has a face and two hands but no arms or legs?

 これが実際に本書に掲載されているなぞなぞ。3つある選択肢から解答を選ぶ形式で、1. a clock、2. an animal、3. a glassの何れか。シンプルな文章ではあるが、英語の意味を正しく理解しつつ、頭を柔らかくして答えを探す必要がある。単に日本語と英語を置き換える作業ではなく、英文を頭の中でイメージしないと答えられないので、かなり脳が鍛えられそうだ。

■早口言葉のリスニング

 エクササイズにはリスニング問題も含まれている。QRコードを読み取り、LINEのトーク画面にキーワードを入れると、それぞれのリスニング問題が読み上げられる。

【問1】People pick (  ) peas.

 このセンテンスが最初はゆっくり読み上げられるので、空欄に入る単語を聞き取る。センテンスは2回読み上げられ、2回目は自然な速度になる。ここでも回答は3つの選択肢から選ぶ。この場合は、1. pink、2. pig、3. pairの何れかとなる。英語にも早口言葉があることは知っていたが、学習の中にこのような形で取り入れられているのは初めてだったので、驚きつつも新鮮な気持ちで取り組めた。早口言葉を自分で言おうとしてもうまく言えなかったりして、気づいたら純粋に楽しんでいた。

 他にも、カタカナ英語を正しい英語にする問題や、算数の問題、イラストについて述べられた英語の正否を判断する問題など、バリエーション豊かな問題が収録されている本書。単に日本語を英語にしたり、英単語を覚えたりするのではなく、英語で考えることが求められるエクササイズで構成されている。どれも高校3年生くらいなら解けるレベルの問題とのことなので、忘れてしまった英語を思い出すきっかけにもなりそうだ。

 途中で飽きることなく、あらゆる角度から脳に刺激を与えるために、問題の順番や構成にも配慮しているのは、英語指導の豊富なキャリアを持つ著者だからこそ。本書の脳トレで英語脳を作れば、今後の英語学習にも大いに役立ちそうだ。英語に興味のあるすべての方にオススメしたい1冊。

文=松澤友子