<週に一度は空っぽに>幸運を引き寄せたければ冷蔵庫を整えるべし!【やってみた】

暮らし

公開日:2019/9/25

『幸運を引き寄せる冷蔵庫』(sumiko、サチ、MI、まどなお/講談社)

 9月も下旬に入り、なんとなく秋めいてきた今日この頃。お店には旬の野菜や果物が並び始めていて、今しか味わえないと、ついつい買いすぎていませんか? でも結局食べきれずに、気が付いたら傷んでいたというのはあまりにも残念。旬のものをおいしく味わうためにも、常に冷蔵庫の中は整えておきたいところです。

『幸運を引き寄せる冷蔵庫』(講談社)では、人気ブロガー4人がリアルに家で実践している冷蔵庫の整理術を紹介していて、明日からでも取り入れられる方法ばかりです。そこで、この中から3つの冷蔵庫整理術を実際に試してみました。

1、週に一度は庫内を「空っぽ」に(P.9)

 冷蔵庫の中で一番起こりやすいのが、庫内いっぱいにものを詰めすぎることによる賞味期限切れ。ものがたくさんありすぎると、わざわざ奥からものを取り出そうという気持ちにならない上に、いちいちそれぞれの賞味期限まで覚えていられないので、結果として気が付いたときにはご愁傷様ということに…。

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 そうならないためにも、1週間できっちり食べきれる分しか食材は買わず、週に一度は野菜室や常備菜スペースが空っぽになるようにして、拭き掃除までできるようにしましょう。

 こうすることで、食品ロスがなくなり、衛生的にもクリーンな状態を保つことができますよ。何より、1週間できれいに使い切れたことによる達成感が半端ないです。

2、卵はケースに入ったまま収納(P.29)

 卵って10個入りパックで買うことが多いと思いますが、帰ってきたら冷蔵庫の中でどうやって保存していますか? おそらく卵ケース的なところに1個1個移し替えている人が多いのではないでしょうか? でもこれ、たった10個だとは言え結構面倒な作業だったりしますよね。しかも手を滑らせて卵が落ちてしまったり、置くときに力が強すぎて殻が割れてしまったりと、せっかく買ってきた卵を台無しにしてしまうことも。

 そこで、パックで買ってきた卵はパックのまま収納するようにします。具体的には、パックの上部のふたをはさみなどで切り取り、残りの下部のパックのまま卵収納場所へ移動すれば、あっという間に収納完了。これなら卵に触れることなく、一気に移動できます。

 卵を1個1個移動させると、その分冷蔵庫が開きっぱなしで冷気が逃げていってしまいますが、これなら冷蔵庫を開けておく時間も短くて済み、節電にもつながりますね。

 また、パックのまま収納するので、冷蔵庫自体も汚れる心配がなく、掃除が楽ちんに。まさにいいことづくめ。なんで今まで1個ずつ移動させていたんでしょう…。

3、肉は食べやすい大きさにカット&二重巻きで冷凍室へ(P. 32)

 食材を1週間で使い切れる分だけ買うようにといっても、やはりお買い得だとついつい買ってしまいますよね。そんなときはいさぎよく冷凍保存してしまいましょう。

 例えばお肉。上手に冷凍すれば1か月は冷凍保存が可能なのですが、ここで問題が。みなさんはパサついたり、変色したりと“冷凍やけ”した経験はありませんか? せっかく冷凍したのに、冷凍やけしてしまっては意味がないですよね。

 そこでおいしく冷凍保存するためには、ラップ&アルミホイルの二重巻きがおすすめです。使いやすい大きさに切ったお肉をまずラップでつつみ、それをさらにアルミホイルで包みます。この状態で冷凍すれば冷凍食品やけする心配がなく、1か月間おいしく保存できますよ。

 ちなみに使いたいときには、前日の晩に冷蔵室に移しておけば翌日使用することができます。安く買ったお肉をおいしく味わえるって最高ですよね。

 ここで紹介した以外にも、小物を使っての上手な収納方法、余った食材を使った簡単レシピなども紹介されていて、冷蔵庫を効率よく使うためのヒントがたくさん詰まった1冊です。ちなみに、冷蔵庫の冷気を効率よく回すためには、冷蔵室は7割収納、逆に冷凍室はパンパンに収納するといいんだとか。

冷蔵庫を整えて、食品ロスゼロへ

 平日は仕事をしているため、週末にまとめて買い物をする生活をしていると、あれもいるかも、これもいるかもということでついつい買ってしまい、冷蔵庫はパンパン状態でした。

 でも今回、効率がいい冷蔵庫の収納方法を知ったことで、結果として我が家にとって適正な分量がわかり、それを使い切れたことでなんとなく料理上手になれた気分になりました。最近、食品ロスがさらに大きな問題になっていますが、こういった冷蔵庫の収納から変えていくことで問題解決につなげていき、本当の意味での豊かな暮らしを営んでいきたいですね。

文=JUNKO