“心地よい”恋愛を手に入れるには「手放す」こと! “思考デトックス”で幸せになる方法

恋愛・結婚

公開日:2019/10/11

『思考デトックス』(宮本佳実/WAVE出版)

 仕事、恋愛、人間関係、お金…「自分はなんだかどれもイマイチだなぁ」と思ったことはないだろうか? もしかしたら、それは「手放し不足」なのかもしれない。

 いらないものを手放して幸せを掴むための本が『思考デトックス』(宮本佳実/WAVE出版)である。本書には、誰もが陥る「考えすぎ」から脱出して、人生をもっと輝かせるための方法が記されている。

 著者によると、思考は現実を作るものだという。それゆえ、グルグルとした嫌な考えは思考の「毒素」や「老廃物」になる。そんな、思考の中の「いらない」ものを手放していくのが“思考デトックス”だ。“思考デトックス”を行うことで、人生が良い流れに乗り、自分が望むステージに進むことができるという。

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 本書には、単純な「部屋のモノ」から「なかなか手放せない物事」の手放し、さらには「もったいないと感じる物事」の手放しまで、さまざまな「手放し」によって人生の幸福を手に入れる方法が紹介されている。全ての「手放し」に共通しているのは、自分が“心地よい”と感じるかどうか。日常に自分が“しっくり”くるものや、自分の好きなことを取り入れることで、他人や他のものに評価軸を置かずに自分らしく生きることができる。

■恋愛で“心地よさ”を手に入れるには

“心地よさ”は、恋愛の基準にもなり得る。恋愛で大事なのが、まず「自分にとって心地のよいパートナーシップ」とは何かを考えること。その答えが出たら、次に自分の中で「私はこうなる!」と決めることだ。

 たとえば、現在パートナーと心地よくない関係だったとしたら、自分が本当はどんな恋愛をしたいのかを考える。もし「相手に大切にされたい」と感じたとしたら、毎日寝る前に「私は愛されて当然」と呟いてみるなど、自分に暗示をかけるようにする。ネガティブな思考を捨て、心地よい考えを取り入れることで、望みがどんどん現実になっていくという。

 このように、ネガティブで縛られた考えを手放すには、「逆」の考え方をしてみることだ。もし「自分はいつも謙虚でいなければならない」という思い込みがあって苦しいならば、「私は調子に乗っても、謙虚じゃなくても、認められて、愛されて、成功する!」と自分で決めてしまおう。あるいは、「美人で可愛くないといけない」という思い込みがあるのならば、「私は美人じゃなくても、可愛くなくても、愛されるし、大切な人に大切にされる!」「そもそも私は、美人で可愛いし♡」などと思ってみる。これらの「都合の良い思い込み」が現実になり、人生が大きく変わっていくのだという。

「思考デトックス」を行うことで、思考がシンプルになり、自分が本当に必要なものを見極めていくことができる。自分をいつも「しっくり」している状態にしておくことで、毎日が楽しく、自由で軽やかな気持ちで生きていくことができる。大切なのは「“私が”うれしい」「“私が”楽しい」といった、自分自身の正直な気持ちを大事にして日々を過ごしていくこと。そうすれば、暮らしが「好きなこと」で満ち、もっと幸せな未来を自分の手で作っていくことができるのだ。

文=ジョセート