【作ってみた】超簡単&激ウマな「悪魔のレシピ」本登場! パスタも丼も“罪深き”おいしさに大変身

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公開日:2019/10/30

『悪魔のレシピ』(ロー・タチバナ/エイ出版社)

「このおいしさは、罪!」と誰かに教えたいような、ヒミツにしておきたいような…。超簡単&絶品レシピが詰まった書籍『悪魔のレシピ』(ロー・タチバナ/エイ出版社)が発売されました。

 著者のロー・タチバナさんは、「何よりも食を愛する」という今話題の覆面料理家。本書には、麺、ご飯、パン、つまみという4つのカテゴリーからなる45のレシピが紹介されています。

 普段、料理をしない人でも簡単に作れて、しかも出来上がりは食欲をそそるフォトジェニックな見た目。思わずSNSにあげたくなるレシピぞろいの1冊です。さっそく筆者も、食べる前から「絶対ヤバい(おいしくないはずがない!)」と胃を刺激する悪魔のレシピを作ってみました。

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■崩して食べる、ネオボロネーゼ(pp.8~9)

 パスタの上にのっかったハンバーグをザクザクと崩して食べる進化系ボロネーゼ。見た目通りのボリュームで、食いしん坊でも満足すること間違いなしの1品です。

 パスタソースは市販のデミグラスソース、角切りにしたトマトを鍋で弱火にかけ、塩を加えます。トマトがやわらかくなれば、パスタソースの完成。ハンバーグは牛ひき肉、刻んだ牛脂、みじん切りにした玉ねぎ、塩をボウルで混ぜ合わせて種を作り、油をひいたフライパンで焼きます。パスタはハンバーグを焼いている間に茹でておきます。

 お皿に盛り付け、お好みで黒こしょう、パルメザンチーズ、パセリをかけて完成。要領よく調理すれば、わずか15分で出来上がります。

 ハンバーグはひとつにまとまりやすくする、パン粉や卵といった「つなぎ食材」を使っていないので、フォークを駆使すれば気持ちがいいくらい崩れていきます。お肉の旨味、デミグラスソースの甘さ、トマトの酸味がパスタと絡み、ボリューミーながら瞬殺で完食。とり憑かれたようにバクバクと食べてしまう絶品パスタです。

■さくさくサーモンの魔改造丼(pp.24~25)

 2品目は、めんつゆで漬けたサーモンに、塩昆布と揚げ玉を加えて“魔改造”した海鮮丼。

 保存袋に刺身用サーモン、めんつゆ、ワサビをいれて揉み合わせ、冷蔵庫で10分。ボウルに漬けサーモン、揚げ玉、塩昆布をいれて和えたら、茶碗に盛ったご飯の上にのっけて完成。漬け込み時間を入れても、15分ほどで出来上がり!

 ワサビを感じるサーモンの漬け丼に、揚げ玉の食感、塩昆布のうまみが加わることで、思わず「なるほど。悪魔的だ」と納得するおいしさ。これを知ると、もう揚げ玉&塩昆布なしの漬け丼には戻れないかも! サーモンに限らず、いろいろなお刺身で試したくなる簡単丼レシピです。

■旨味の塊! きのこのオープンサンド(pp.50~51)

 トーストの上からあふれ出さんばかりのきのこが食欲をそそるオープンサンド。海外のおしゃれな朝食を思わせる、週末にぴったりの1品です。

 熱したフライパンにオリーブオイルをひき、お好みのきのことバター、にんにく、ローズマリー、塩、こしょうを強火で炒め合わせます。オーブントースターで好みの焼き加減に焼いたパンの上に、炒めた具材をのせて、目玉焼きをトッピングすれば完成。調理時間はおよそ10分!

 このメニューを悪魔的おいしさにしているのが、ローズマリー。きのこにハーブのさわやかな風味が加わり、自宅で作ったとは思えない本格的な味わいに仕上がります。具材から出たバターやオイル、卵黄が染み込んだトーストは「しっとり、じゅわっ」という表現がぴったり。週末の朝に作れば、ちょっぴりリッチな気持ちで一日がスタートできそうです。

 どれも「それだけ?」というほど簡単に作れてしまう『悪魔のレシピ』。食欲をそそるフォトジェニックな見た目、瞬殺で完食してしまうおいしさなど、まさに罪なメニューばかり。

『悪魔のレシピ』を手に入れて、欲望のままに簡単&おいしいメニューを堪能してみてはいかがでしょうか?

調理・文=ひがしあや