無印・ユニクロ・GAPといったプチプラからマノロなど憧れブランドまで…買ってよかった「コスパのいい服」

暮らし

2019/10/31

『大人気スタイリストがすすめる コスパのいい服』(福田麻琴/すばる舎)

 安いからとついでに買った服は長持ちしなかったり、逆に奮発して買った高い服は着回しできなかったり…。買ってよかったと思える「コスパのいい服」を選ぶ難しさは、誰しもが感じたことがあるのではないでしょうか。

 女性ファッション誌『LEE』で活躍するスタイリストの福田麻琴さんは、物選びのプロとして、「コスパのいい服」にこんな持論があります。「『コスパのいいもの』と聞くと、安くていいものが思い浮かぶかもしれません。ただ、コスパとは値段だけのことではなく、何十年も使い続けられるものや、育てていきたいと思えるもの、つくり手の温もりが感じられるようなもの、ストーリーが感じられるようなもの、これらもコスパがいいものだと思います」。

 福田さんの独自の審美眼によって厳選されたアイテムをまとめた著書『大人気スタイリストがすすめる コスパのいい服』(すばる舎)では、プチプラブランドから憧れブランドまで、コスパ抜群の50品を紹介しています。

無印良品、ユニクロ、GAP…身近なブランドで買えるコスパのいい服

 素材の品質やきれいなシルエットなど、「コスパのいい服」に選ばれる理由はさまざまですが、本書ではアイテムの特徴に加えて、福田さんによる着こなしのポイントも掲載されているのがうれしいポイント。

無印良品のメンズシャツは、福田さんご自身もLサイズを愛用。「コスパとおしゃれ感のある着姿を重視するなら、体が泳ぐくらいゆとりのあるオーバーサイズがおすすめ」と福田さん。「オーガニック栽培による新疆綿による双糸(2本の糸を1本に撚った糸)で織り上げた生地は、丈夫さとなめらかさが特徴」と、プチプラブランドでも素材感、着心地のよさに妥協のない品質。

メンズサイズのシャツをおしゃれに着こなす鍵は、「裾のあしらい方」を変えること。デニムなどのカジュアルならブラウジングしてこなれ感を、きれいめスタイルのときはすっきりとボトムに入れるetc…。ほかにもメンズサイズだからこそ女性らしさを際立たせる着方のコツを解説。
コーディネートで合わせている靴やバッグも、本書で「10年後も買ってよかったと思える名品」として紹介されているアイテムも含まれていて、大変参考になります。

 素材やシルエットに注目して物選びをすることは前提として、着こなし方ひとつで高見えさせるテクニックは必見です!

手に入れやすい価格帯のおしゃれ小物や憧れブランドのコスパアイテムも

 白シャツやデニム、Tシャツ、トレンチコートなどベーシックなアイテムのほかにも、コーディネートに加えることで垢抜ける小物や、エルメスやマノロ・ブラニクなど憧れブランドの一生ものなど、「安い」以外の軸で選んだ「コスパのいい服」も掲載。

「手軽に楽しめる!おしゃれ小物10」に選ばれたチープカシオ。「値段はチープでも、安っぽくならない」一押しアイテム。「この価格帯ならいくつか揃えて、ブレスレットのように楽しんでも!」。

「10年後も買ってよかったと思える名品10」で紹介されたマノロ・ブラニクのフラットシューズ。高価でも「購入時と変わらず使えて、古さを感じないもの」は結果的にコスパがいい。

 プチプラも上手に利用しながら、安っぽくなく、大人に似合うおしゃれな着こなしをしたい。本書にはそんな気持ちに応える、現実的で真似できるコツがたくさん詰まっています!

文=箕浦 梢