初心者でもアートな文字が描ける! ブラッシュペンで手軽に始めるハンドレタリング入門【やってみた】

暮らし

2019/11/20

『カジュアルハンドレタリングライフ』(FUN ART STUDIO:監修/主婦の友社)

 デジタル化が進み、文字を手書きする機会が減っている昨今。でも贈り物に添える手紙やメッセージカードのように、手書きの方が1文字ごとに思いが込められ、相手に気持ちが伝わりやすいものもある。せっかく一筆したためるなら、おしゃれにアレンジしたい。そんな時におすすめなのがハンドレタリングの入門書『カジュアルハンドレタリングライフ』(主婦の友社)だ。

 ハンドレタリングとは手書き文字全般を指し、一般的にはカリグラフィーなど文字を美しく見せる手法を使って文字をアートに楽しむこと。通常カリグラフィーはインクやニブ(ペン先)を使うため初心者にはちょっとハードルが高いが、本書では誰でも手軽に始められるブラッシュペン(筆ペン)を使ったレタリングを紹介している。というわけで、私もブラッシュペンを使ってハンドレタリングに初挑戦!

 今回使用したのは本書の中でイチオシされているトンボ鉛筆のデュアルブラッシュペン「ABT(エービーティー)」と「筆之助」の2種類。

「ABT」は発色のいい水性染料インクでブラッシュ(筆)芯と細芯のツインタイプになっている。全108色とカラーも多彩だ。一方これよりも細い線が描ける「筆之助」は、細いのに筆文字の風合いが楽しめるペン。この2つを持っていると、いろいろとアレンジできるようだ。

水彩画のようにインクをブレンディングして作るカード(p.105)

 水性染料インクを使っている「ABT」のおもしろさは、絵の具のように複数の色をブレンドしたり、水を加えて水彩画のようなタッチで描いたりできること。この手法を使ってインクを水で薄めて背景をデザインするカードに挑戦してみた。

 まず、背景に描きたい色を選び、パレット代わりのクリアファイルの上を何度かなぞってインクをとる。次に別売の水筆を使って水とインクを混ぜ、ポストカードの上にランダムに背景の色を入れていく。背景が完成したら、真ん中にブラッシュ芯でメッセージを書き入れる。

 本書ではバースデーカードが紹介されているが、今回は季節的に「Happy New Year」をチョイス。フォントの見本や筆の持ち方も掲載されているので、フォーユーカードやサンキューカードにも応用できそうだ。色同士をなじませてグラデーションがかけられる無色のブラッシュペンを使っても◎。

参考にしたのはこちら Shiho Sakuraiさんによる「カード」

好みのラッピングペーパーで作るブックカバー(p.116)

 ブックカバーもハンドレタリングを使えばおしゃれにアレンジできる。英字新聞や好みのラッピングペーパーに本のカバーを広げてのせ、天地を5cmほど余分にとって鉛筆でなぞる。表になる部分に描きたい文字を下書きし、その上をABTのブラッシュ芯で丁寧になぞって文字を入れる。カバーをカッターで切り取り、天地を折り込んで鉛筆の下書きを消しゴムで消せば完成。

 シンプルなラッピングペーパーも文字を入れることでカジュアルな印象に! カバーの右上に向かって文字を勢いよく描くことで、初心者でもバランスのいい仕上がりになる。

参考にしたのはRyo Koizumiさんのブックカバー

“絵心がない”“文字に自信がない”という人も、使い方次第で多彩な表現が楽しめるブラッシュペンなら、ハンドレタリングがもっと身近に。本書ではこれ以外にもフラワーラッピングやネームタグ、キッチンのラベルや手作りスイーツに添えるカードなど、ハンドレタリングのいろいろな楽しみ方を提案している。

 また、文字のスタイル別に、書き方レッスンを掲載しているが、本書を監修する「FUN ART STUDIO」のウェブサイトでガイドシートがダウンロードできて便利だ。

 これからの季節はクリスマスパーティーのテーブルコーデやツリーのオーナメント作りにも活躍してくれそう♪ ハンドレタリングをライフスタイルに取り入れて、いまよりもっと充実した暮らしを楽しんでみては?

文=齋藤久美子