これぞ男のゴハン? ボリュームと手軽さのハイブリッド、人気料理メディアGOHANのまんぷく飯【作ってみた】

暮らし

更新日:2019/12/17

『はらぺこでもラクうま! GOHANのまんぷく飯』(GOHAN/マガジンハウス)

 男の胃袋を満たす料理とはなんだろう。

 答えは簡単、「ボリューム」だ。

「世の男性が本当に食べたいと思う料理を提供したい」という思いからスタートした男性向け料理メディア、GOHAN。「1分お手軽オトコのゴハン」をコンセプトにした料理動画を配信し、今ではSNSの総フォロワー数が120万人を超える人気だ。

advertisement

 そんなGOHANから生まれたレシピ本『はらぺこでもラクうま! GOHANのまんぷく飯』(マガジンハウス)には、食欲の旺盛な男性の胃袋を満たすこと間違いなしの簡単&ボリューミーなメニューが詰まっている。

 ページをめくってみると、無意識に「ゴクリ…」と喉を鳴らしてしまうような肉肉しい料理がぎっしり! 普段は自炊をしない、時間がないという人でも「コレなら作れそうだ」と思える簡単さも魅力だ。

 お供となる白米をたっぷりと用意して、さっそく筆者も気になるまんぷく飯を作ってみた。

オニオン豚野郎(pp.14~15)

 ユーザー120万人が選んだGOHANの人気レシピ第1位の「オニオン豚野郎」。白米はもちろん、ビールとの相性も最高すぎる1品だ。

 作り方は輪切りにして中心部分を抜いたリング状の玉ねぎに、惜しみなくたっぷりと豚バラ薄切り肉を巻きつけ、塩、こしょうをふる。それを薄力粉、溶き卵、パン粉の順につけ、油を熱したフライパンで揚げ焼きにして完成。

 タワー状に盛り付ければ、写真映えもばっちりな食欲をそそる見た目に! ウスターソースをつけ、揚げたてをパクッとつまむと、サクサクの衣と豚肉に包まれた玉ねぎの甘さにびっくり。すかさず白米もしくはビールを流し込みたくなるおいしさだ。

ナイアガラバーグ改(pp.24~25)

 ナイフを入れた瞬間、大量のチーズがあふれ出す「ナイアガラバーグ改」。肉だねとベーコンでカマンベールチーズを丸ごと包み込んだ悪魔的なハンバーグだ。

 合びき肉、みじん切りの玉ねぎ、パン粉や卵などのつなぎ食材と調味料をボウルでこねて、肉だねを作る。肉だねを円形に成形して、丸ごとカマンベールをイン! さらにベーコンで包み、バターを溶かしたフライパンで焼く。

 ハンバーグを取り出したフライパンで水、ケチャップ、中濃ソースを加えてソースを作り、皿に盛り付けたハンバーグにかければ出来上がり。

 滝のようにあふれ出るチーズをすくいつつ、ハンバーグと一緒に口に運べば、胃袋にガツンとくる濃厚&ジューシーな味わい。女性であれば2人でシェアしても「ちょっと多いかな?」と感じるくらいハイボリュームなメニューである。

炊飯アジアン鶏飯(p.89)

 食材を炊飯器に入れるだけのお手軽「炊飯アジアン鶏飯」。鶏肉のうまみが染み込んだご飯は、食べすぎに注意!

 炊飯ジャーに米、あらかじめ塩と酒をふっておいた鶏もも肉、水、鶏がらスープの素・すりおろししょうがなどの調味料を加え、軽く混ぜて炊飯スタート。炊き上がったら鶏肉を取り出し、食べやすい大きさに切る。器にご飯、鶏肉を盛り、すき焼きのたれ、ポン酢、白ごま、食べるラー油、刻んだ白ねぎを混ぜたたれと青ねぎを散らして完成。

 アジアン鶏飯はどこを食べてもうまみたっぷり。すき焼きのたれベースのたれは甘みがあり、シャキシャキ、サクサクとした食感がおいしさのアクセントに。あっさりとしているようで、鶏肉のうまみと油がしみこんだお米はかなり食べ応えがある。「こってりって気分じゃないけど…がっつり食べたい!」という日におすすめの1皿だ。

「男なら黙ってカロリーだ!」と言わんばかりのGOHANのまんぷく飯。手軽に作れる料理が多いので、最近では女性のファンも多いという。

 どんな大食漢でも、物足りなさを感じることはないであろう充実の1冊。GOHANのまんぷく飯で、はらぺこな胃袋を速攻&ガツンと満たしてみてはいかがだろうか。

調理・文=ひがしあや