「DAISO」が出版社と初コラボ! 話題&人気実用書の“いいとこ取り”が100円で入手可能に!!

暮らし

公開日:2019/12/23

 今や「欲しいもの、必要なものは、まず100円ショップで探す!」時代。しかし、本に関してはまだまだ書店やネットで購入する人が大半ではないだろうか?

 そんな常識が覆されるっ! と注目を集めているのが、あの100円ショップ「DAISO」から出ている100円本だ。

「DAISO」ではこれまでも、ドリルなどの学習教材やお絵描きなどのキッズ用書籍、おりがみ絵手紙などの一般書籍を多数販売してきた。なんと、年間約90点発行、その売上部数たるや約2000万冊というから驚きだ。

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 ところが、さらに驚くべきことに、最近では新しい取り組みとして、出版社のKADOKAWAとコラボして、人気実用書からエッセンスを抜き出した“100円本”を製作、販売し、話題になっている。

 それが、KADOKAWAで出版した書籍を元に編集・制作した「KADOKAWAブック」シリーズだ。

知的好奇心そそられるバラエティに富んだラインナップ

 昨年から発売されている第1弾は、その多彩な内容で早くも注目を集めている。

●『イラストでわかる日本の仏さま~お寺と神社の基礎知識付き~』

 仏さまや寺、神社の基礎知識をカラーイラスト付きで紹介。気楽に楽しく学ぶことができる、お寺散策のお供にぴったりな1冊。

●『身のまわりのモノの技術』

“科学技術の結晶“といえる身近なモノのしくみを図解入りでわかりやすく解説。ボールペンから洗濯機、自動改札、飛行機までと、さまざまなモノのしくみが丸わかり!

●『雑学[うんちく+出来事]図鑑』

「ポン酢の『ポン』ってどんな意味?」といった疑問、さらに「オイルショック」「500円硬貨発行」など昭和から平成の出来事に秘められた事実を、すべて楽しいイラスト入りで解説した雑学本。

●『わんこの気持ちが面白いほどわかる本』

「自分のしっぽを追いかけるのはどうして?」「叱られているのに、なぜあくびをするの?」など、イヌのさまざまな行動の疑問を解明。イヌの行動の意味や気持ちが理解できるように。

●『にゃんこの気持ちが面白いほどわかる本』

「ネコが狭いところに入りたがるワケ」「ネコは寒がり? それとも暑がり?」といった、ネコにまつわる知識が満載。ネコを飼っていてもいなくても、ネコの魅力に触れられる1冊。

 どれも最近のブームを反映した知的好奇心そそられるラインナップで、店頭で人気を集めているが、早くもその第2弾が登場した。

女性の心をくすぐるハウツー本

 まずは、女性なら店頭でつい手に取ってしまいそうな2冊の実用本。

●『すごい!セスキ掃除 これ1本で家中ピカピカ!』

 100円ショップで手に入る、今大注目のエコ系洗剤・セスキ炭酸ソーダ(洗浄力は重曹の10倍!)の掃除テクニックを徹底紹介。

 セスキの特徴や使い方などの「基礎知識」から「室内編」「キッチン編」「お風呂編」「トイレ編」「玄関編」「洗濯編」と場所&用途別の使い方を具体的かつ写真盛りだくさんで分かりやすく紹介している。

●『1週間で劇的変化! 10秒顔ヨガ パーフェクトプログラム』

 1ポーズたった10秒で整形級の効果! とテレビでも話題になった、顔ヨガのプログラム本。基本ポーズやお悩み別ポーズをはじめ、1週間の集中プログラムが紹介されているため、すぐにトライできるのが魅力。自分史上最高の笑顔を目指そう!

子どもに買ってあげたくなる効率的なドリル

「DAISO」の100円本のなかでも、特に人気があるのが幼児向けのもの。

 たしかに、子どもがすぐに飽きてしまったり、ボロボロにしがちな本に大枚(?)を払うのは抵抗があるが、100円なら財布のひももつい緩んでしまうというものだ。

 まして、それがとても100円とは思えない内容なら満足感もひとしお! それが、男の子と女の子の“脳”と“心”にアプローチした幼児学習ドリルだ。

●『男の子がさいごまでできる ひらがな・かず・めいろ・ちえ』

●『女の子がさいごまでできる ひらがな・かず・めいろ・ちえ』

 脳科学、心理学に基づき、それぞれの傾向に合わせた「得意とすること」や「大好きなもの」をふんだんに用いて、最後まで飽きずに勉強ができる仕掛けが満載!

 KADOKAWAの「ぼくとわたしの頭脳アップドリル」シリーズから、「ひらがな」「かず」「めいろ」「ちえ」のエッセンスを抜き出し、1冊にまとめたダイジェスト版だ。

もっと読みたくなったら、書店で親本をゲット!

 出版社とコラボした100円本の魅力は、価格や内容はもちろん、もっと詳しく読みたくなったら“親本”を書店やネットで購入できる点にある。

 すでに第1弾として販売されている本の内容にハマってしまい、もっと知りたい! と“親本”をゲットする人も多いとか。

 実用書購入の際ありがちなのが、書店でパラパラ見たり、Amazonの「なか見!検索」などを参考にして本を買ったのに、失敗だった…という経験。

 しかし、この出版社とのコラボ本なら、いわば親本の“いいとこ取り”したダイジェスト版だけに、失敗した~とならないのが、何よりうれしいところ!

 いわば100円で手に入る“究極の入門書”といえるのでは?

 100円ショップ商品の実力は、もはや多くの人が認めるところ。書籍だって、あなどれない。今後のラインナップにも、ぜひ期待しよう。

※店舗によって品切れや取り扱いがない場合もございます

文=岸田直子