新年の目標を達成したいなら「1人戦略会議」を開こう! 楽しみながら実現に近づくコツ

ビジネス

2020/1/15

『何でも「続く人」と「続かない人」の習慣』(伊藤良/明日香出版社)

 年明けは、新たな挑戦をするにはもってこいのタイミングだ。資格の勉強や難読本の読破、ダイエットなど。かつて断念した目標を今年こそは…と意気込んでいる人は少なくないはず。
 
 三日坊主にならず、挑戦を継続し、目標を達成するためにはどうすればいいか? 悩める“年明けチャレンジャー”たちに、物事を続けるためのコツを教えてくれるのが『何でも「続く人」と「続かない人」の習慣』(伊藤良/明日香出版社)。著者の伊藤氏は、カナヅチからスタートして、トライアスロン完走や100キロウルトラマラソン完走を果たし、ブログを2300日以上継続し、さらに書籍化したという経歴を持つ、習慣のスペシャリストだ。
 
 ここでは本書の中から、すぐ実践できそうなコツを3つ紹介していこう。

■やる気を生み出すコツは「最初の4分」にある!

 最初にして最大の関門、それは「面倒くさいと思う気持ち」だ。頭ではやろうと思っているのに、いざやろうとすると体が動かない、なんてことはないだろうか。ただ待っていても、やる気は訪れない。では、やる気を生み出すためにはどうすればよいのだろうか?

 著者は、ひとまず4分だけでいいので取り組んでみることを推奨している。その理由は「ズーニンの初動4分間の法則」。心理学者が提唱したこの法則によると、面倒だなと思うことでも、とにかく最初の4分間を乗り越えれば、そのあとの行動が進むのだとか。

 自転車を漕ぎ出すのを想像すると、漕ぎ出しの「ゼロ→イチ」が最も負荷がかかるが、そのあとはスムーズに走り続けられるものだ。同じように、「スタートを制する者は全てを制す」というわけだ。また、タイマーを使ってみることもおすすめだそう。気持ちが切り替わり、スムーズに集中できるようになる。

■「例外ルール」を上手に使おう

 継続していた習慣がストップしてしまうことに悩む人もいるだろう。自分では操作できない天候や体調などは、習慣化を阻む天敵のようなものだ。

 そこで対策として用意しておきたいのが、決めていた行動ができないときの「例外ルール」だ。たとえばランニングでいえば、雨が降ったときには、筋トレに切り替える。体調が悪いときは、思い切って別の日に走る。こうしたルールを臨機応変に適用することで行動そのものは継続し、モチベーションは維持することができる。

 状況に応じて、完璧よりも“最善”を尽くす。この考え方は、業務が多忙なときの時間配分や、プライベートの予定を立てるときなどさまざまな場面にも応用できるので、ぜひ取り入れてみたい。

■「1人戦略会議」で自己管理を!

 習慣を身につけるために不可欠なのが、自己管理。うまくいっているときは問題ないが、失敗してしまったとき、リカバリーできるかどうかが、明暗を分ける鍵と言ってもいい。

 では、どうすればうまく自己管理できるのか。その方法のひとつとして取り入れて欲しいのが「1人戦略会議」だ。時間は週に30分程度でOK。1週間でできたことや、課題を振り返り、タスクを書き出し、次の予定に組み込んでみよう。この会議で次の1週間の戦略を考えられれば、より効率的に習慣化できるはず。

 また1人会議のときは、ぜひ自分の好きな食べ物やお酒のご用意を。そうすれば、習慣化もその練り直しも、ご褒美感覚で楽しめること間違いなしだ!

 ここでは紹介しきれなかったが、本書には習慣のコツやヒントが50項目も掲載されている。このコツやヒントを活用することで、これまで続かなかった行動も、自分を成長させる習慣になってくれるはずだ。

「ナマケモノの自分を変えたい」
「今年こそ、目標を達成したい」
そんな願望を実現し、新年のスタートダッシュを飾りたいなら、本書はよき相棒となるだろう。

文=冴島友貴

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